キヤノン、1.0型CMOSセンサーで4K/60p撮影可能なPTZリモートカメラCR-N700を発表


キヤノンは、屋内型の4Kリモートカメラ『CR-N700』を12月下旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は1,210,000円(税込)。

『CR-N700』は、屋内型のミドルレンジモデル「CR-N500」と同エントリーモデル「CR-N300」の上位機種。広角25.5mmスタートの光学15倍ズームレンズ、1.0型CMOSセンサー搭載、映像処理プラットフォーム「DIGIC DV7」など業務用ビデオカメラで培った技術を生かしたキーデバイスを搭載し4K/60p 4:2:210bit 撮影が可能。

キヤノンの屋内型の映像制作用リモートカメラとして初めてHDR撮影にも対応し、「HLG(Hybrid Log-Gamma)」と「PQ(Perceptual Quantization)」の2つの方式から用途に応じた選択が可能。

 

▲4K対応光学15倍ズームレンズ

 

 

 

 

また、動画撮影に適したAF動作と高い追従性を有する「デュアルピクセルCMOS AF」に加えて、キヤノンの映像制作用リモートカメラとして初めて「瞳検出AF」と「頭部検知AF」を搭載。より高速・高精度で安定した被写体検出・追尾を実現し、スポーツなど被写体の動作が激しい撮影でも粘り強くピントを追従する。

▲スポーツのライブ中継などハイレベルな映像制作現場で使用可能

 

キヤノン独自のIP「XCプロトコル」や映像制作業界で普及している「NDI|HX」に加えて、高品質・低遅延・安全な映像伝送を特長に、近年、広く採用されている「SRTプロトコル」に標準対応。リモートカメラシステムとしての拡張性を高め、さまざまな機器との連携が可能。

さらに、注目が高まっているバーチャルプロダクションにおいても手軽に利用ができるよう、バーチャルスタジオソフトとの親和性が高い「free-dプロトコル」にも対応。

▲豊富な通信プロトコルに対応

 

▲「free-d プロトコル」対応により、需要が増すバーチャルプロダクションにおいても同製品の活用が可能

 

HDMI、IP 出力に加え、12G-SDI、3G-SDI の2系統のSDI出力端子を搭載し、多彩な映像出力インターフェースに対応。クロップ機能を活用したマルチ配信も可能。電源は汎用性の高いDC12V、XLR 端子(4 ピン)を採用。 映像制作の現場でオーディオ入力端子として広く用いられるXLR 音声端子(3 ピン)を採用PoE++給電に対応。 LAN ケーブル1 本で給電、制御、配信が可能。

▲背面端子の構成

 

 

◉製品情報
https://canon.jp/business/solution/pro-img-sys/remotecam/lineup/crn700

キヤノン株式会社
https://canon.jp/

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