パナソニック6K24p(縦横比3
発売は今年の秋、想定している価格は4000ドル前後だという。
開発発表については、ライブ配信されている。
パナソニックは、2017年に発売したミラーレス一眼カメラ「
35mmフルサイズのSシリーズは昨年のフォトキナで開発発表され、3月からS1とS1Rが発売されているが、これまで動画スペックに関してはGH5を上回っていなかった。そのこともあって、完全に動画市場に向いたGHシリーズに対して、Sシリーズは写真系、もしくはハイブリッドフォトグラファー向けと見られていたのは事実だ。しかし、そうではなく、Sシリーズにもムービー重視モデルがあり、フルサイズでもシネマ用途向けのカメラに注力していくことを、あえてCine Gearで発表することで宣言したかたちだ。
「LUMIX S1H」の主な特長は以下の通り。
1. 6K解像度など高画質で多様な映像フォーマットに対応
フルサイズイメージセンサーの有効画素を最大限に活用することで
2. 業務用シネマカメラと同水準の豊かな階調性と広色域を実現
同社のデジタルシネマ用4Kカメラ/レコーダー「VARICAM
3. 時間無制限の動画撮影を実現した高い信頼性
搭載する全ての動画記録モードで、動作保証温度において時間無制
開発発表ということでこれ以外のスペックは公表されていない。
S1の有償ファームウェアは7月から
S1が発表された段階からアナウンスされていたS1のムービーをさらに強化するファームウェアは7月からダウンロードできる。別売アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」(2万円前後)を購入する。
ポイントは
● カメラ本体での4:2:2 10bit 4K30p記録(MOV形式)
● 4:2:2 10bit 4K60pHDMI出力
● V-Log記録(14+ストップV-Log/V-Gamutに対応)
の3つ。
明るさを数値化・視覚化する「波形モニター(WFM)」表示
またLUTアシスト表示で、色変換後の映像を参照しながら、撮影・再生が可能になる。
音声面では、ハイレゾ音声(96kHz/24bit)収録による4K動画記録(MOV時)にも対応する。
つまりS1はファームアップにより、仕様的にはGH5以上のムービー機になり、S1Hはそれを超えたより高解像度、高フレームレート、高信頼性モデルという位置付けになる。