富士フイルム株式会社、35mm判の1.7倍となるラージフォーマットセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」用交換レンズ「GFレンズ」のラインアップとして『フジノンレンズ GF80mmF1.7 R WR』を2月下旬より発売する。価格は、300,000円(税別)。
『GF80mmF1.7 R WR』は、すでに発売している大口径中望遠単焦点レンズ「フジノンレンズ GF110mmF2 R LM WR」と同様に、ハイクオリティなポートレート撮影を可能とする高性能なレンズ。
80mm(35mm判換算:63mm相当)の焦点距離に、非球面レンズ1枚、スーパーEDレンズ2枚を含む9群12枚の光学設計を採用し、ラージフォーマットセンサー搭載のデジタルカメラに対応するレンズとして極めて明るい開放F値1.7を実現。
さらに、AF機能を搭載しているため、素早く正確に被写体を捉えることができ、決定的瞬間を逃しません。また、開放F値1.7の明るいレンズながら、長さ99.2mm・質量795gに抑え、優れた携帯性を実現。防塵・防滴・-10℃の耐低温構造も兼ね備えており、高い実用性を発揮する。
▲「FUJIFILM GFX100S」装着時
製品特長
(1)開放F値1.7の明るさによりなめらかなボケ味を実現
・大口径レンズの採用などにより、ラージフォーマットセンサー搭載のデジタルカメラに対応したレンズとして極めて明るい開放F値7の明るさを実現。
・10万分の1mm単位の精度で加工した金型を用いて製造することで、超高精度な非球面レンズを実現。さらに、この非球面レンズ1枚とスーパーEDレンズ2枚を含む9群12枚のレンズ構成を採用することで、球面収差を最適にコントロールする。ピント面から背景にかけてなめらかにぼかすことができ、被写体を際立たせた立体的な表現が可能。
・非球面レンズを含めた6枚のフォーカス群を一度に駆動させることで、フォーカシングによる収差変動を抑制し、高画質撮影を実現。
(2)AF機能を搭載し、被写体を素早く正確に捉えることが可能
・大型レンズの駆動に適したDCモーターによるAF機能を搭載。高度なピント合わせが求められる、浅い被写界深度での撮影でも、被写体を素早く正確に捉えることができる
・高い集光力を備えているため、AF低照度限界-5.5EVを実現。これまでの-5.0EVから5段向上している。薄暗いシーンでもスムーズなAFを可能とし、手ブレやノイズを抑えつつ、被写体を高精度に捉えることができる。
・デジタルカメラの顔・瞳検出AF機能に対応。ポートレート撮影において、動いている被写体の表情を捉えることができる。
(3)防塵・防滴・-10℃の耐低温構造などを採用し、高い実用性を発揮
・独自の光学設計により、開放F値7の明るいレンズながら、長さ99.2mm・質量795gを実現。持ち歩いて撮影する際の負担を軽減し、高い実用性を発揮。
・鏡筒の10ケ所にシーリングを施した防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用。さらに、レンズの前玉にはフッ素コーティングを施し、撥水・防汚機能も備えるため、小雨や埃が舞うアウトドアの環境下でも安心して使用できる。
主な仕様
レンズ構成:9群12枚(非球面レンズ1枚、スーパーEDレンズ2枚)
焦点距離:f=80mm (35mm判換算:63mm相当)
画角:37.7°
最大口径比(開放絞り):F1.7
最小絞り:F22
羽根枚数:9枚(円形絞り)
最短撮影距離:70cm
最大撮影倍率: 0.15倍
外形寸法:最大径×長さ(約)Ø94.7mm x 99.2mm
質量 :795g
フィルターサイズ:Ø77mm
◉製品情報
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/lenses/gf80mmf17-r-wr/
富士フイルム会社
https://fujifilm.jp/index.html