パナソニック株式会社の社内分社であるコネクティッドソリューションズ社は、メモリーカード・カメラレコーダー『AG-CX350』および『AJ-CX4000GJ』のファームウェアをバージョンアップを、5月末日より無償で提供する。あわせて同機種用のタブレット/スマートフォンアプリCX ROPについても、同時期に新バージョンを公開する。

4Kカメラレコーダー・CXシリーズは、4K/HDR/10bitの高画質収録と、ライブストリーミング・IP接続のネットワーク機能を兼ね備え、ニュース・映像制作・配信に高品質のソリューションをもたらす放送用・業務用カメラレコーダー。同バージョンアップでは、主にネットワーク機能を強化することにより、取材・制作・配信のリモートワーク化と高画質・高品質のライブストリーミングを実現し、ポストコロナ時代の放送・映像制作のニーズに対応するとしている。

まず、放送用P2HDフォーマット記録でAVC Proxy G6プロキシ記録をサポート。低ビットレートかつFHD解像度によりニュース速報などのネットワーク運用に対応する。パナソニックが提供するIoTクラウドプラットフォームMedia Bridgeとの連携では、ニア・ライブ・アップロード、遠隔地からのプレビュー/カメラ設定/メタデータ送信が可能となる。

さらに、4Kストリーミング、SRTプロトコルをサポートし、より高画質・高品質のライブストリーミングが行える。操作面でも、顔検出/追尾AE&AF機能を装備し、ワン・オペレーション取材の操作軽減を図ったという。また、これらカメラレコーダー本体のバージョンアップに対応して、CX ROPアプリも機能を向上していくとしている。

メモリーカード・カメラレコーダーAG-CX350/AJ-CX4000GJ】

・ 低ビットレートでFHD解像度のAVC Proxy G6プロキシデータをメイン記録と別に同時(サブ)記録。メイン記録がV-logまたはHDRガンマの場合、サブ記録にV-709またはSDRガンマ設定が可能。

・ IoTクラウドプラットフォームMedia Bridgeと連携。GPS(AJ-CX4000GJのみ)と映像のプレビュー、収録中/収録後のアップロード、カメラのセットアップなど、クラウド経由で遠隔地からリモート操作が可能。

・ CLIPメタデータ(撮影者・場所・日時・時刻・メモなど)を収録クリップに付加して記録。データの設定はカメラ本体のほか、SDカード、CX ROPアプリ、Media Bridgeからの転送にも対応。

・ カメラレコーダーのLCDモニターでCLIPメタデータの一覧表示・確認が可能。

・ SHOTMARKをクリップに付加、マークしたクリップだけを表示・再生・Media Bridgeアップロード。

・ 4Kストリーミング(RTMP/RTMPS/RTSP/SRT)をサポート。H.264/H.265コーデックと8/12/25/50/75 Mbpsビットレート選択が可能。5Gスマホを用いたUSBテザリング、Media Bridgeを使用した指定サーバーへの自動アップロードにも対応。

・ SRTプロトコルによる高品質ストリーミングをサポート。Client/Listener両モード、暗号化にも対応。

・ 顔検出AE&AF機能を装備。LCDでタッチした被写体を自動追尾AE&AF。(AG-CX350のみ)

 

【タブレット/スマートフォンアプリCX ROP】

・ CLIPメタデータに対応。カメラレコーダーへCX ROPからメタデータを送信し収録クリップに記録。

・ 接続ポート番号の設定に対応。他のアプリとの重複によるトラブルを回避。

・ 自動カメラ探索機能がマルチカメラモード(最大8台のカメラを登録)に対応。ネットワーク上のカメラ(IPアドレス)を一覧表示し、選択・設定が可能。

 

 

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