株式会社オムニバス・ジャパンは、東京・新宿で、今話題のスポット『クロス新宿ビジョン』のために制作した3D巨大猫のメイキングカットを公開した。

公開したメイキングカットは、立体的に見える角度の検証や、猫の生態を踏まえた目(瞳孔)のサイズの検証、『クロス新宿ビジョン』の周囲の光源からの反射など細かくシミュレーションを行なった中での一コマ。

特に目のサイズについては、制作チームで何度もテストを行い、現在放映中の『おはよう篇』『おしゃべり篇』『おやすみ篇』の3バージョンそれぞれで検証を行なっているという。

▲3D巨大猫のメイキングカット

 

この巨大猫は、7月1日にプレ放送をはじめると、国内では類を見ない150m2超級の大型ビジョンの圧倒的なインパクトと愛くるしい猫のしぐさや表情が、クチコミで一気に広がった。さらに、ミニチュア版『クロス新宿ビジョン』が制作されたり、漫画化されたりと「新宿東口の猫」をきっかけとした新たなトレンドが生まれている。

同作は、オムニバス・ジャパンのエグゼクティブクリエイティブディレクターの山本 信一氏が、『クロス新宿ビジョン』の湾曲したフォルムを活用したユニークな3Dコンテンツを、『クロス新宿ビジョン』のある、「クロス新宿ビル」を所有するクロススペースからの依頼を受け企画。

▲新宿クリエイターズ・フェスタ(2014)

 

山本氏は、メディアアーティストとしての顔ももち、クリエイティブレーベル「superSymmetry」の中心メンバーとしても活動。これまで国内外で作品を発表している。

新宿の街を舞台に開催されるアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ」では2013年から参加し、ネオンと街の喧騒、情報量のあふれる新宿の街頭ビジョンで、発光する色面のような作品を展開したり、伝統文化との映像コラボレーション作品を多数のビジョンで同時に発表したりしてビジョンと街の関わりをアートを通じて提案してきた。

また、リアルな猫の表現は、アジア全域版アカデミー賞である「第12回アジア・フィルム・アワード」で最優秀視覚効果賞を受賞した映画『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』で、CGの主役である黒猫と虎のCGスーパーバイザーを担当した経験を持つ、青山 寛和氏を中心としたチームで手がけた。音楽は、保護猫の活動も行う、音楽家のIntercity-Expressが担当している。

新宿の街の特性と、猫の習性を知り尽くした猫好きのスタッフが集結して、新宿の街を見守り、街行く人が思わず足を止めて、いつまでも見ていられるような猫を目指したという。

▲『おやすみ篇』瞳のテスト

 

<スタッフリスト>

企画制作 オムニバス・ジャパン
クリエイティブディレクター 山本 信一
プロデューサー 加賀美 正和
CGスーパーバイザー 青山 寛和
アニメーションスーパーバイザー 秋田 雄介
アニメーター 平松 達也
リギングアーティスト 山崎 崇
ルックデブアーティスト 西田 隆志
ライティング&コンポジットアーティスト 中江 昌彰
デジタルアーティスト 川島 優人
デザイナー 堅木 ゆり子
サウンドデザイン Intercity-Express
プロダクションマネージャー 岩田 亜衣理

<クロス新宿ビジョン概要>

所在地 : 新宿区新宿3-23-18 クロス新宿ビル屋上
放映時間: 7:00~25:00(17時間放映保証)※24時以降無音放送
画質  : 4K相当
画角  : 16:7
サイズ : 154.7m2(H 8.16m × W 18.96m)
画面仕様: 6ミリピッチLED SMD仕様
放映開始: 2021年7月12日(月)
ウェブサイト: https://vision.xspace.tokyo/
Twitter : https://twitter.com/xspace_tokyo
ライブカメラ(YouTubeチャンネル):
https://www.youtube.com/channel/UC8cnCaqMquhsebMer9A9rQ 

 

オムニバス・ジャパン
https://www.omnibusjp.com/