パナソニック株式会社とライカカメラ社は、協業領域を拡大し、共同投資、共同開発、共同マーケティングの3分野において包括的な業務提携を行うことで合意した。さらに両社は、この協業によって生まれる新たな技術・ソリューションを、「LEICA」と「LUMIX」の2つのLを象徴的に用いた「L2 Technology(エルスクエア・テクノロジー)」とし、両社のマーケティング活動で展開していくと発表した。
両社は、カメラおよびレンズ製品に組み込まれる新たな技術への投資を共同で行い、共同で開発した技術をお互いの「LEICA」および「LUMIX」製品に取り入れ、更なる商品力の強化を図るとしている。
■パナソニック ホールディングス株式会社 CEO 楠見 雄規氏コメント
「ライカカメラ社との広範囲な提携を大変嬉しく思います。ライカとの共同開発・共同マーケティングの実現により、より多くのお客様に喜んでいただける商品を提供していくことができます。これは間違いなくイメージング事業の発展につながる大きな転機であり、パナソニックホールディングスにとっても非常に楽しみなことです。私個人としてもL2 Technologyが搭載された新しいLUMIXを使い始める日が待ち遠しい」
■パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社社長 豊嶋 明氏コメント
「写真や映像がリアルタイムでグローバルに共有される時代の到来により、カメラにはより印象的で高い表現力が求められています。ライカの長い歴史の中で培われた高い品質や画作り思想には常に感銘を受けており、そのライカカメラ社と共に、これからも世界中の人々に感動を共有できる技術を開発できることは、大変喜ばしく、楽しみです」
■ライカカメラ社 CEO Matthias Harsch氏コメント
「私たちは長年、ビジネスパートナーとして信頼し合い、協業を進めてきました。パナソニックの幅広い専門知識は疑う余地がありません。両社の強みを掛け合わせ、L2 Technologyを生み出していくことは、我々の協業の新たな第一歩です。現在のカメラ市場の課題に対応していくためには、個々の枠組みに籠ることなく、将来のためのソリューションを共同で作り上げていく能力を深めていくことが最善の策です」と述べた。