キヤノン、業務用27 型4K/HDR ディスプレイ DP-V2730を発表


キヤノンは、業務用4K ディスプレイの新製品として『DP-V2730』を2023年2月下旬に発売する。価格はオープン。

『DP-V2730』は、現行機種からコア技術である高画質ディスプレイ用エンジン、高精度アルゴリズムおよびパネル・バックライトシステムを刷新し、基本画質性能を大幅に向上させた27 型4K/HDR ディスプレイ。

放送・映像制作現場、オフィスや自宅をはじめとするリモート環境などのスペースの限られた環境まで、幅広いシーンで4K 映像の確認・編集が可能。ユーザーから好評を得ている18 型の「DP-V1830」(2022 年2 月発売)と同様に、HDR 規格基準を満たす高画質シリーズ製品として、放送・映像制作において多様化するワークスタイルや映像制作ワークフローをサポートする。

※「DP-V3120」(2019年11月発売)、「DP-V2421」「DP-V1711」(2018年4月発売)および「DP-V2411」(2017年12月発売)。

▲本体サイズは、約635(幅)×214(奥行)×447(高さ)mm(ハンドルとスタンドを含む)、質量は約16kg。

 

キヤノン独自の高画質技術により、最大・全白輝度1,000cd/m2を実現しながら、黒の表現力を強化したことで、明部・暗部の混在する映像でも高コントラストな映像表示が可能。また、ITU-R BT.2020の色域を忠実に再現した映像表示も実現。視野角による輝度や色の変化を抑える独自の光学設計により、複数の人が同時にモニタリングを行うことができ、正確かつ効率的な映像確認をサポートする。

同製品は、24型の「DP-V2421」と比較して、画面サイズが約1.3倍広くなることで視認性が向上。同時に、本体サイズ差を幅約41mmに抑えたスリム設計を実現。さらに、映像制作現場においてもカラーグレーディングなどの映像編集用として使用されている30~32型ディスプレイよりも小型サイズであることから、オフィスや自宅などのスペースの限られた制作環境下での設置にも使用できる。

▲27型小型設計で幅広い用途に使用可能(卓上での作業イメージ)

 

HDRモニタリングアシスト機能により、入力映像と各種信号情報をディスプレイ1台で同時に確認できるため、視覚的かつ効率的な映像確認・編集が可能。またSDI/HDMI端子からの入力映像のマルチ画面表示やスイッチアウト機能などにより、機材数を抑えたコンパクトな撮影体制での映像制作を実現。

▲映像と信号情報を同時に確認できるHDRモニタリングアシスト機能を搭載

 

 

◉製品情報
https://cweb.canon.jp/v-display/lineup/dp-v2730/

キヤノン株式会社
https://canon.jp/

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