キヤノンは、EOS R システムの交換レンズ「RF レンズ」の大口径望遠ズームレンズ『RF70-200mm F2.8 L IS USM Z』を11月下旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は495,000円(税込)。
『RF70-200mm F2.8 L IS USM Z』は、全長固定ズームとズーム全域でのエクステンダー対応を実現した大口径望遠ズームレンズでスポーツやポートレートなど幅広いシーンでの静止画撮影に加え、アイリスリング(絞りリング)の搭載やパワーズームアダプター「PZ-E2」/「PZ-E2B」の対応により快適な動画撮影を実現。
同レンズを投入することで「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」や「RF35mm F1.4 L VCM」など本格的な静止画撮影・動画撮影を実現するレンズを拡充する。
優れた光学性能によりズーム全域での高画質を実現
「非球面レンズ」3枚、「スーパーUDレンズ」2枚を含む15群18枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減することで、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」(2019年11月発売)と同等以上の高画質を実現。
また、別売りのエクステンダーをズーム全域で使用でき、焦点距離400mmまで望遠域を拡張することが可能。さらに焦点距離200mm時、最短撮影距離0.68m、最大撮影倍率0.3倍を実現し、近接撮影でも優れた描写性能を発揮する。
プロの高い要求に応えるAF性能や手ブレ補正機能
2つのフォーカスレンズ群を2つの「ナノUSM(超音波モーター)」で個別に駆動して最適に制御する「電子式フローティングフォーカス制御」を採用することで、無限遠から至近までの高画質化、動画撮影時の「フォーカスブリージング」の抑制、高速・高精度な静止画AFと静かでなめらかな動画AFを実現。
また、レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.5段、ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているEOS Rシリーズのカメラとの組み合わせでは協調制御を実現し、「EOS R1」装着時には、中央7.5段、周辺7.0段の手ブレ補正効果を発揮する。
全長固定ズームやアイリスリングの搭載とパワーズームアダプターの対応による快適な操作性の実現
ズーム時に鏡筒が繰り出さない全長固定とすることで、カメラ全体の重心が変化しにくいため、安定したフレーミングで撮影することが可能。
また、「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」や「RF35mm F1.4 L VCM」と同様にアイリスリングを搭載し、主に動画撮影中の絞りのマニュアルコントロールが可能。
さらに、パワーズームアダプターにも対応することで、撮影者の意図に合わせて、無段階に低速から高速まで細かくズーム速度の制御ができ、動画撮影時の優れた操作性を実現。
仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 29°~10°・19°30’~7°・34°~12° |
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レンズ構成 | 15群18枚 |
絞り羽根枚数 | 11枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.49m(70mm時)、0.68m(200mm時) |
最大撮影倍率 | 0.2倍(70mm)、0.3倍(200mm時) |
フィルター径 | Φ82mm |
最大径×長さ | 約Φ88.5mm×199mm |
質量 | ホワイト:約1,115g、ブラック:約1,110g(三脚座を含まず) |
◉製品情報
https://personal.canon.jp/product/camera/rf/rf70-200-f28lz
キヤノン株式会社
https://canon.jp/