DJIは、FPVドローン『DJI Avata 2』を4月11日に発売する。同時発売の『DJI Goggles 3』と『DJI RC Motion 3』は、DJI Avata 2とペアリングして使用することができる。ラインナップと価格(すべて税込)は以下のとおり。
・DJI Avata 2 Fly More コンボ(バッテリー ×1):143,000円
同梱品:DJI Avata 2、DJI Goggles 3、DJI RC Motion 3
・DJI Avata 2 Fly More コンボ(バッテリー ×3):174,900円
同梱品:DJI Avata 2、DJI Goggles 3、DJI RC Motion 3、2WAY充電ハブ×1、予備バッテリー×2、スリングバッグ×1
『DJI Avata 2』は、前モデルよりも大きなイメージセンサーを搭載した1/1.3インチCMOS 超広角12MPカメラを採用。155°のFOVを実現する超広角レンズを搭載。最大4K/60fpsでのHDR動画に加え、2.7K/120fpsでのスローモーション映像も撮影可能。また、10bit D-Log M カラーモードに対応。
激しい動きの飛行をしたとしても、パワフルなアルゴリズムとDJIのフラッグシップ 安定化技術で、シャープかつ安定した映像を撮影できるという。DJIのRockSteady機能により、高速での飛行や強風下での飛行でも、全体的な映像の揺れを取り除き、HorizonSteady機能により、ドローンが鋭いターンをしたり、劇的に揺れ動いたりしたとしても、ドローンの撮影映像は常に水平をキープし続けるとしている。
さらに、EIS設定をオフにしている間、Avata 2は、オフラインでの安定化ツールGyroflowに対応し、後編集にて映像ブレをさらに補正することができる。
▲『DJI Avata 2』
『DJI Avata 2』は、軽量の一体型プロペラガードを搭載。さらに機敏な動きが可能になり、狭い空間でも自由に動き回ることができる。
予想外の出来事が起きたとしても、RC Motion 3のロックボタンを押すだけでドローンを停止することができるため、安心して飛行できる。加えて、ドローンのバッテリー残量が低下した際や信号ロストが発生した際に、自動RTH (Return-to-Home) 機能が起動し、幾重もの安全対策が設けられている。
デュアル魚眼センサーにより、低高度や屋内でも、優れた安定性と安全性を実現。ドローンが逆さまの状態になっても、タートルモードを使えば、すぐに飛行を再開できる。タートルモードがオンになっている場合、逆さまの状態のドローンは、自動的に自身でひっくり返り、離陸時のポジションへと戻ることができる。
最大飛行時間23分で、PD急速充電に対応。新しくなった2WAY充電ハブは、集電機能を搭載し、複数のバッテリーの残った電力を、残量の一番多いバッテリー に移動し、予備バッテリーとして使用できる。
新しいO4映像伝送は、最大13 km(日本:10 km)の映像伝送距離、24ミリ秒の伝送遅延、1080p/100fpsの高解像画質、最大60Mbpの伝送ビットレートを実現。4つのアンテナを使用する2T4Rアンテナ設計(2つのトランスミッター、4つのレシーバー)を採用し、強力な耐干渉性を発揮する。
DJI Goggles 3に表示されているAvata 2からのライブ映像を、DJI Flyアプリで見ることができ、最大5 m離れた他のデバイスに転送することもできる※。さらに、オーディエンスモードでは、ケーブルを使用して、ライブ映像をディスプレイや別のGoggles 3に共有することも可能。
※日本国内など5.8GHz周波数帯が利用できない地域では、Wi-Fi経由でスマートフォンに画面を共有することができないため、この機能を使用するには有線接続することを推奨。
Avata 2は、46GBの内部ストレージを搭載し、1080p/60fpsなら約90分間の動画を保存できる。Wi-Fi接続を介して、スマートフォンにファイルをクイック転送できるので、後編集や完成後の作品共有を非常に効率よく行うことができる。また、Wi-Fi経由でDJI Avata 2をLightCutアプリに接続すると、撮影した動画をアプリ上で直接編集でき、アプリから動画をダウンロードする必要がない。
『DJI Goggles 3』は、視度調整に対応し、2枚のマイクロOLED画面を搭載。マイクロOLED画面は、10-bit エンハンス表示、100 Hzリフレッシュレートと超低遅延映像伝送に対応。
また、両眼カメラを搭載し、周囲の映像を捉え、画面上に表示する。同時に、周囲の映像に重ねて、機体からのライブ映像を表示することもでき、パイロットは、ゴーグルを取り外さなくても簡単に周囲の状況を確認することができる。このリアルビュー+PiP(ピクチャー・イン・ピクチャー)機能により、さらにリアルかつ安全な飛行を楽しむことができる。
▲『DJI Goggles 3』
▲リアルビュー+PiP(ピクチャー・イン・ピクチャー)機能
さらに、『DJI RC Motion 3』と一緒に使用すると、初心者でもフリップ、ドリフト、ロール等の従来なら難しい操作も、簡単に実行することができるとしている。
- ワンプッシュ フリップ:前後に360°フリップして、映像に新鮮な捻りを加える。
- ワンプッシュ ロール:左右に360°ロール回転して、スリリングな映像を撮影。
- ワンプッシュ 180°ドリフト:対象を過ぎた瞬間にヨー軸方向に180度スピンして、高速横方向ドリフトを実行。ドラマティックな視覚効果を堪能できる。
▲『DJI RC Motion 3』
◉製品情報
https://www.dji.com/jp/avata-2
DJI JAPAN株式会社
https://www.dji.com/jp