富士フイルムは、 Xシリーズの最新モデルとして、 FUJIFILM X-T4を4月より発売する。価格はオープンで、市場想定価格はボディが204,500円前後、レンズキット「XF16-80mmF4 R OIS WR」が264,500円前後(ともに税別)。

 

前モデルにはなかったボディ内手ブレ補正を搭載。1080/240pのハイフレームレート撮影も

X-T4は 5軸・最大6.5段のセンサーシフト式ボディ内手ブレ補正機能も備える。動画撮影時はクロップされるものの、電子式による手ブレ補正にも対応する。動画記録は前モデルのT3同様、4K/60p 10bit(内部記録4:2:0、HDMI出力時4:2:2)に対応する他、ソフトウェアとセンサーの読み出し方式の改善により1080/240p(24p再生時10倍スロー)のハイフレームレート撮影に対応する。

▲X-T4ブラック(左)、X-T4シルバー(右)

カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色展開。X-Tシリーズの特長である「センターファインダースタイル」を採用している。T3ではチルト式の液晶だったが、Vlogなどの自撮り用途にも応えるため、今回のモデルではバリアングル式の液晶を採用した。また、ボディ天面には静止画 / 動画切換ダイヤルを新たに搭載し、静止画・動画撮影の設定を独立して行うことができる。 「動画専用操作」モード使用時では、 予め選択した動画撮影の設定を記憶できるため、 静止画撮影から動画撮影への移行も速やかに行えるという。

 

▲動画専用操作モード。動画専用操作モードをONにするとタッチパネルまたはコマンドダイヤルで動画撮影時の設定変更を行うことができる。

 

X-T4では新開発の大容量バッテリーNP-W235を採用。別アクセサリーとして、このバッテリーを2つ装填できる縦位置バッテリーグリップVG-XT4やデュアルバッテリーチャージャーBC-W235も発売する。

 

フィルムシミュレーションにはETERNAブリーチバイパスを搭載

▲新たに搭載された「ETERNAブリーチバイパス」モード。

写真用フィルム「Velvia」や映画用フィルム「ETERNA」などのグレーディングなしでフィルムルックな色・階調を再現できる「フィルムシミュレーション」には、低彩度・高コントラストで重厚感のある「ETERNA ブリーチバイパス(いわゆる銀残し)」モードを新たに搭載する。また、F-Log撮影時に、スルー画表示をBT.709相当に変換して表示しながら動画を記録することができる。

▲F-Logビューアシスト OFF(左)、F-Logビューアシスト ON(右)

 

主な特長

・4K/60p 4:2:0 10bitでのカメラ内SDカード記録が可能。 HDMI出力ではより多くの色情報を記録できる4K/60p 4:2:2 10bitに対応。

・センサーシフト式の5軸手ブレ補正を搭載。動画撮影時は電子式手ブレ補正機能も併用できる。

・1080/240pのハイスピード動画撮影が可能。最大10倍のスローモーション映像で再生することができる。

・フィルムシミュレーションに「ETERNAブリーチバイパス」を新たに搭載。

・ 動体追従AFを備え、カメラに向かって来る被写体のみならず、 カメラから離れていく被写体も。 また、 顔、瞳AF性能も向上させた。

 

◉製品情報
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-t4/

富士フイルム会社
https://fujifilm.jp/index.html