富士フイルム株式会社は、黒白フィルム『ネオパン100 ACROSII(「アクロスII」)』の開発を発表。2019年秋に、35mmサイズとブローニーサイズの2種類を発売する予定。価格は未定。

同社の黒白フィルムは、需要の減少と原材料が入手困難になったため販売を昨秋に終了した。しかし、フィルム愛好家をはじめフィルム独特の風合いによる写真を好むSNS世代の若年層の方を中心に、販売継続を望む声が多く寄せられたことを受け、入手困難になった原材料の代替品の研究や新たな原材料に合わせた製造プロセスの抜本的な見直しにより、黒白フィルム「アクロスII」の開発に成功したという。

今回開発の『ネオパン100 ACROSII 』は、感度ISO100の超高画質な黒白フィルムとして、世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現、優れたシャープネスを備えており、風景・山岳写真、ポートレート、製品写真、建築写真から、長露光撮影の天体・夜景写真など幅広い分野の撮影に適している。

 

「ネオパン100 ACROSII」の特長

  • 独自の「Super Fine-Σ粒子技術」を採用することにより、感度ISO100の黒白フィルムとして世界最高水準の粒状性を実現。
  • 従来品「ネオパン100 ACROS」に比べハイライト部の階調をメリハリのある設計とし、立体的な階調再現が可能。
  • 世界最高水準のシャープネスにより、被写体の輪郭を強調した描写が可能。

 

◉詳細情報
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