富士フイルム株式会社は、デジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズ『フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS WR』11月下旬に発売する。価格は、131,000円(税別)。

『XF10-24mmF4 R OIS WR』は、36本目のラインアップとして、現行の「フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS」を刷新したモデルで、超広角10mm-広角24mm35mm判換算:15mm36mm相当)の焦点距離をカバーするズームレンズ。

広角側の焦点距離では目の前に広がる風景を見た目以上の迫力で捉え、狭い室内でも空間を広く撮影可能。一方で、望遠側の焦点距離はポートレート撮影等にも適しており、一本で広角側の使用頻度の高い焦点距離をカバーできる汎用性の高いモデル。また、前モデルから好評の高い解像性能、ズーム全領域で開放F4.0を実現する光学設計はそのままに、指標付き絞りリング、Aポジションロックに加えて、防塵防滴構造を採用。

さらに、内部構造を見直す事によりフォーカス、ズームリングの細径化、25gの軽量化に成功。パワフルな手ブレ補正機能を搭載し、前モデルから性能を1.0段分向上させ3.5段の補正効果を実現。

 

製品特長

(1)新設計の外装・機能

指標付き絞りリング、Aポジションロック搭載による操作性の向上

新たに指標付きの絞りリングを採用することで、撮影時に目視でF値の確認、調整ができるようになり、操作性が向上。さらに、GFレンズに搭載されているものと同等のAポジションのロックをXFレンズで初めて搭載。これにより、不用意なリングの動きを防止できるようになり、撮影におけるミスを減少させる。

・防塵・防滴対応、小型軽量化により機動力を追求

前モデルにはなかった防塵・防滴、-10℃の耐低温構造を新規採用する。また、内部構造を見直すことで、防塵防滴のシーリングが新規に施されているに関わらず、前モデルよりも、25gの軽量化に成功。

更に強力な手ブレ補正機能

パワフルな手ぶれ補正機能を搭載。高性能なジャイロセンサーを搭載したことで、前モデルから性能を1.0段向上させ、3.5段の補正効果を実現。また、「FUJIFILM X-T4」のボディー内手ぶれ補正と「XF10-24mmF4 R OIS WR」の光学手ぶれ補正との協調制御で5軸最大6.5段の補正効果を発揮。光量の少ない室内や夕景などの手ぶれが起きやすいシーンでも美しい画像を撮影でき、手持ちでの撮影をサポートする。

 

(2)高い解像性能を発揮する光学設計

・非球面レンズ4枚、異常分散レンズ4枚を含む、1014枚のレンズ構成を採用。非球面レンズにより、球面収差、像面湾曲、歪曲収差を抑制し、異常分散レンズにより色収差を補正することにより、画像中心部から周辺部まで高い解像度性能を発揮。コンパクトなサイズでありながら、超広角10mm-広角24mm35mm判換算:15mm36mm相当)の焦点距離領域で開放F4.0での撮影が可能となり、どの画角でも変わらぬ絞り値で安定した撮影が可能。 

・超広角ズームレンズの深い凹面で発生しやすいゴーストを抑え、シャープでクリアな描写を実現。

・最短撮影距離24cmでマクロ撮影にも適しており、被写体をクローズアップしながら背景を同時に映し出すことができ、超広角の利点を更に生かした迫力ある表現が可能。

 

(3)高速かつ静音なオートフォーカス

・フォーカス方式には、高速AFを実現するインナーフォーカス方式を採用。フォーカスレンズの軽量化と、高精度モーターの搭載により、高速かつ静音なAFを実現。さらに、カメラ側の顔・瞳AF機能に対応しており、望遠側の焦点距離ではポートレートにも適している。

 

主な仕様

形式:フジノンレンズXF10-24mmF4 R OIS WR
レンズ構成:10群14枚 (非球面レンズ4枚、異常分散レンズ4枚)
焦点距離:f=10-24mm(35mm判換算: 15-36mm相当)
画角:110° – 61.2°
最大口径比(開放絞り):F4
最小絞り:F22
絞り形式:7枚(円形絞り)
撮影距離範囲:標準:0.5m~∞ /マクロ:24cm~∞
最大撮影倍率:0.16倍(T端)
外形寸法 最大径 × 長さ(約):φ78mm × 87mm(W端) / 87mm(T端)
質量(レンズキャップ含まず):385g
フィルターサイズ:φ72mm
レンズマウント:PLマウント

 

◉製品情報
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/lenses/xf10-24mmf4-r-ois-wr/

富士フイルム会社
https://fujifilm.jp/index.html