太陽企画株式会社(以下「太陽企画」)のアニメー ションスタジオ・TECARAT(テカラ)がWhatever、ドワーフスタジオと共に制作を進めているストップモーション時代劇『HIDARI』が、「第79回 カンヌ国際映画祭」併設の映画見本市マルシェ・ドゥ・フィルムにて開催される「Cannes Animation/Annecy Animation Showcase」に選出された。
5月17日(現地時間)には、本作の原案・脚本・監督を務める川村真司氏がプロデューサーの松本紀子氏と共にカンヌのステージに登壇し、Cannes Animationのメインプログラムのひとつ「Annecy Animation Showcase(アヌシー・アニメーションショーケース)」においてパイロットフィルムを上映するとともに、『HIDARI』⻑編映画化に向けた現在地と展望をプレゼンテーションを行う予定。
『HIDARI』は、数多くの作品と逸話が残る、実在不明の伝説的彫刻職人「左甚五郎」の物語を、彼の作品 と同じ木彫人形を使って描く「ストップモーション時代劇」。YouTubeで公開されたパイロットフィルムは490万回再生以上、チャンネル登録者は12万人を突破し、SNSや各国のメディアで話題となった。またパイロットフィルムとしては異例となる世界20以上の映画祭での受賞など、世界中で大きな注目を浴びている。現在は、文化庁の補助金により 独立行政法人日本芸術文化振興会に設置された 「文化芸術活動基盤強化基金 (クリエイター支援基金)」において展開されている「Film Frontier ⻑編アニメクリエイター 支援」に選出され、企画開発を進行中。
本作は、クリエイティブ・スタジオWhateverと世界のストップモーション界で高く評価されるふたつのスタジオ、ドワーフ スタジオとTECARATの3社で共同開発を進められている。⻑編化へ向けた資金面では、日本発のオリジナルコンテンツをグローバルに届けることを目指すコンテンツファイナンス企業Questryによる支援が決定している。
ストップモーション時代劇『HIDARI』
作品概要
物語の舞台は江戶時代の日本。実在した歴史上の事件や人物と、オリジナルキャラクターたちが交じりあい、一人の男の復讐譚を描いていく。時の名工・甚五郎は、江戶城改築工事の現場で陰謀に巻き込まれ、師匠と愛する女性、そして自らの右腕までも奪われてしまう。
からくも生き延び復讐の⻤と化した甚五郎。失った腕の代わりに武器となる義手を造り上げ、かつて木を彫るために握っていた道具たちは、敵を屠るための武器へと変貌する。相棒の「眠り猫」と共に復讐 の旅にでた甚五郎だったが、次第により大きな陰謀へと巻き込まれていく。幕府内に渦巻く権力争い、迫り来るカラクリ兵、そして変形する江戶城…。すべてが彼を飲み込もうとする中で、彼の中にある何かもまた、静かに変わり始めていく。
『HIDARI』は、創ることを生業とした一人の男が、破壊に手を染めたその先で、自分自身や生きる意味をみつけ直す復讐と再生の物語。
パイロットフィルム (5分32秒)
メイキング動画
制作者コメント
川村 真司 [監督/脚本]

「夢の一つであったカンヌ映画祭にこうした形で参加することができ、大変光栄です。パイロットフィルムを完成させて から⻑編映画化へ向けた脚本作りや仲間集めをずっとチームと共に続けてきました。木彫の人形を1コマずつ動かし て、アニメのようなアクション満載の時代劇を撮る。これは日本からしか生まれないようなユニークな映像表現だと 思っています。今回このCannes Animation「Annecy Animation Showcase」という素晴らしいピッチの機会を得られた ので、この作品への強い想いを世界中の映画関係者に届けてきたいと思います。」
松本 紀子 [プロデューサー]

「パイロットの完成から3年。いま、Cannes Animation「Annecy Animation Showcase」でのピッチの機会をいただけた ことは、この「HIDARI」という作品が、大きな物語を持った⻑編になることを信じて、期待してくださる方々がいるこ とだと感じ、この上もなくうれしく思っています。コマ撮りのプロデューサーとして様々な作品を手がけてきました が、この作品はこれまでにないスケールの挑戦だと感じています。この作品の物語も含む全貌、そして新しい挑戦や出 会いに満ちたワクワクする旅路と現在地、それを共に歩んでいる素晴らしい仲間のことをお話ししつつ、⻑編映画化を 実現するためのパートナーを世界中から見つけていきたいと思います!」




