▲1サブシステムのスイッチャー卓
池上通信機株式会社は、日本テレビ放送網株式会社の生田第1スタジオおよび第2スタジオへサブシステムを納入したことを発表した。ドラマ収録に特化したスタジオとして様々なドラマの撮影を開始している。
今回、ふたつのサブシステムで採用のルーティングスイッチャー「UHSM-220220」は、60入力×40出力の入出力数を装備し、12G-SDIにも対応可能なHD-SDIフォーマットをベースとしたシステム。
全入出力1.5G/3G/12G-SDI信号のトリプルレートをリアルタイムにルーティングし4K/HDを混在できるため、ふたのスタジオの映像システムは4K化を見据えたシンプルな構成となっている。また23.98fpsのビデオフォーマットにも対応しているため、ドラマ収録でのシネマライクな撮影が可能。
オプションとしてマルチビューアー機能を搭載したことによりHD解像度で32出力、4K解像度で8出力とシステム全体のモニターをサポートする多チャンネル構成となっており、4K出力も可能なため、大型モニターで分割表示する際も高精細な映像表示が保持できるという。
さらに、ダウンストリームキーヤー(DSK)機能のオプション搭載により、HDでは16チャンネルまで備えている。そのため簡易スイッチャーとしても機能し、スーパーだけでなくクロマキー合成やピクチャインピクチャを行うことができる。
また、モニター用の棚はなくし、レールを併用しながらスタンドとアームを組み合わせた構造とすることで、圧迫感のないゆとりのある環境を実現。両スタジオの構築において、4K化を見据えつつシンプルなシステム構成となる提案力と対応力が高く評価されたという。
日本テレビ放送網株式会社
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池上通信機株式会社
https://www.ikegami.co.jp/