池上通信機株式会社は、一般財団法人NHKエンジニアリングシステムと共同開発した医療用8K解像度カメラ「MKC-820NP」が、BS8K放送の8K番組制作に使用されたことを発表した。
「MKC-820NP」は、9月20日にNHK日本放送協会のBS8Kにて放送された、新国立競技場の魅力と建築秘話に迫る「これが新スタジアムだ 8Kで体感! 国立競技場」で使用された。8Kの超高精細映像と超小型カメラならではの操作性を生かし、新国立競技場のミニチュア模型内部を多彩なアングルで接近撮影を行いながら新国立競技場の特長的な構造を細部まで映し出した。限られたスペースの中で8Kカメラを手軽に手持ちで撮影するという、8K番組制作での新たな撮影スタイルの使用例となり、番組制作の関係者からは、優れた操作性と併せ、画質に対しても高い評価を得たとしている。
この番組は、BS8KおよびBS4Kで既に放送済みだが、地上波デジタルテレビのNHK総合テレビでも11月15日に放送されることが決定した。
同社は、医療用8K解像度カメラとして開発したMKC-820NPについて、硬性鏡や顕微鏡用途のような医療用途における有効性と実用性の検証を進めているが、今回のような放送用途やその他産業用途においても小型、高画質の特長を生かした提案を行なっているという。
放送予定
11月15日(日)NHK総合テレビ 午後1時50分〜
主な特長
■有効対角長 8.8mm の小型センサを用いてカメラヘッドを小型化
■アスペクト比 1:1 とするスクエア(正方)・イメージング
■内視鏡、顕微鏡等の用途に応用可能
*一般社団法人 NHK エンジニアリングシステムと共同開発。
◉詳細情報
https://www.ikegami.co.jp/archives/15562
池上通信機株式会社
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