▲「KY-PZ510NW」(写真左)、「KY-PZ510NB」(写真右)

 

株式会社JVCケンウッドは、ネットワーク経由で映像・音声のストリーミング配信が可能なPTZリモートカメラの新モデルとして、『KY-PZ510N』を9月中旬より発売する。カラーはブラックとホワイトの2色。価格はオープン。

『KY-PZ510N』は高感度ネイティブ4Kセンサーによる4K60p出力により、人物の表情や文字情報などを高精細かつなめらかな映像で撮影することが可能。

また、水平視野角80°の広角撮影が可能なため、狭いスペースや被写体との距離が近い場所にも設置ができる。自動追尾機能を搭載することで、ライブイベントやリモート講義の撮影など、被写体が動くことが多いシーンに幅広く対応する。

さらに、低遅延で対応ハードとソフトが豊富なNDIプロトコル(バージョン5)、インターネットにおけるパケットロス耐性・ジッター吸収・セキュリティ伝送を備えたSRTプロトコル、多くのライブ配信に利用されているRTMPプロトコル、テレビ会議などで利用されるUVC(USB Video Class)にも対応し、インターネットを介して、高品質で安定したリモート収録および配信を実現する。

本体サイズは、223(幅)×164.9(高さ)×155(奥行)mm、質量は約2kg。

主な特長

1.同社業務用ズームカメラとして初めて4K60pのIPストリーミング出力を実現
HDMI出力に加えて、4K60pでのIPストリーミング出力を実現。高感度ネイティブ4Kセンサーと4K60pエンジンの新採用により、高精細かつなめらかな映像を、HEVCによる低帯域でライブ配信できる。

2.同社業務用ズームカメラとして初めて水平画角80°の広視野角を実現
水平画角80°の広視野角を実現し、従来モデルと比べてより近距離での映像撮影が可能。狭い部屋などでもカメラポジションが選択しやすくなる。

3.特定の被写体を自動撮影できる自動追尾機能を新搭載
新たに自動追尾機能を搭載。複数の被写体の中から特定の一人を選び、パン・チルト・ズームを自動で追尾して撮影できる。本機単体で動作するため、操作用のPCも不要。

4.NDIプロトコル(バージョン5)に対応、IP伝送機能を強化
低遅延にて高品質のIP伝送を実現できる最新のNDI|HXプロトコル(バージョン5)に対応。マニュアルでカメラをコントロールする際のストレスを軽減する。また、NDIに対応した各種機能も利用できるため、インターネットにおけるNDI伝送・制御も可能。

5.SRT(Secure Reliable Transport) プロトコルに対応
4K60p出力のH.264/HEVCに対応したSRTプロトコルでストリーミングが可能。暗号化やパケット欠損時、ジッター補正などにより、安定したIPリモートプロダクションが利用できる。

6.テレビ会議などで利用されるUVC(USB Video Class)に対応
同社業務用ズームカメラとして初めて4KでのUVC(USB Video Class)に対応。一般的なWeb会議用のソフトウェアで利用できるため、双方向のやり取りが必要な場合でも高品質な映像で伝送する。

7.NTPの時間情報をストリーミングに重畳するVITCに対応し、複数のカメラの同期が可能
NTPの時間情報をストリーミングに重畳するVITCに対応。ネットワーク経由で複数のカメラを同期することができ、各映像の同期が重要なコンサート、スポーツのストリーミング配信を強力にサポートする。

8.同社製リモートカメラコントローラー「RM-LP100」(別売)を使用し、最大100台のカメラ制御が可能
リモートカメラコントローラー「RM-LP100」(別売)を使用し、同機1台で最大100台のカメラ制御が可能。各カメラを、同機のコントロールレバーとシーソー型ズームレバーでPTZ操作できるだけでなく、フォーカス・アイリス制御、設定メニューの変更なども可能。

 

◉製品情報
https://www.jvc.com/jp/press/2022/press-220531-01/

株式会社JVCケンウッド
https://www.jvckenwood.com/