パナソニックブースは、CINEMAエリアとLIVE PRODUCTIONエリアに分けてそれぞれ関連製品が展示されていた。NABに合わせた新製品はなかったものの、現場での運用を考えた機材セッティングをわかりやすく展示していた。
CINEMAゾーン
シネマカメラのタッチ&トライのコーナー。VARICAM LT、EVA1、GH5が、周辺機器と組み合わせて展示されていた。
GH5にSLR MAGICのアナモフィックレンズ・SLR Magic Anamorphot-CINEを装着し、マットボックス・フォローフォーカスと組み合わせた状態。アナモフィック表示に対応したNINJA Infernoで2.39:1の映像を確認しながら体験できた。
EVA1に色々なシネレンズ
カールツァイスZEISS Lightweight Zoom LWZ.3にツァイスのシネレンズを電動ズームにするユニット・クロジールCDM-LWZ3-Zと組み合わせた状態。
ワイドズームVISTA 16-28mm T3 MARK II。
アンジェニューType EZ-1。EFマウントも選べるのでEVA1にも装着できる。
EVA1と無線接続で各種設定を細かく操作できる無料アプリ・EVA ROP。
デュアルネイティブISO体験ゾーン
会場の一角に設けられたデュアルネイティブISO体験コーナーには、VARICAM LTとEVA1が展示されており、中はかなりの暗さだったが、高感度性能を体験できた。
LIVE PRODUCTIONエリア
放送用カメラやスイッチャー等のライブプロダクションの体験コーナー。
新製品の放送用カメラ・AK-UC4000。新開発4.4Kセンサー搭載し、レンズマウントは2/3 型バヨネット式。4K HDR収録に対応する他、2018年秋のファームアップではHD撮影時に標準速度と2・3・4倍ハイスピード出力に対応する。
パナソニックは、TriCasterシリーズを発売するニューテック社が提唱するIP伝送技術・NDI(Network Device Interface)と連携しており、ネットワーク上のパナソニック業務用カメラを複雑な設定を行うことなく、NDI ベースとした映像制作ワークフローで利用できるNewTek AutoLink for Panasonic PTZソフトウェアを一昨年末に共同開発している。会場ではNDI加盟各社の展示も行われていた。
昨年発表された大型ライブスイッチャー・AV-HLC100を基盤としたリモートカメラなどと組み合わせたシステムの体験コーナー。
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