コシナは、マイクロフォーサーズ専用マニュアルフォーカス中望遠レンズ『フォクトレンダーノクトン60mm F0.95』を2020年4月に発売する。価格は、145,000円(税別)。
本製品は、マイクロフォーサーズ専用に設計された新しい中望遠レンズ。対角線21.5°の画角は35mmフルサイズ判カメラ換算で120mmに相当する。ポートレイトやネイチャーフォト、スタジオ撮影などでワーキングディスタンスを適度に保ちつつ歪みのないプロポーションで撮影が可能。動画撮影では人物のアップショットやクローズアップに好適な画角であり、開放F値は0.95という明るさを実現。
フォクトレンダーのF0.95シリーズ第5弾となる60mm F0.95が登場することで、35mmフルサイズ判カメラ換算で21mmから120mmまで開放F 値を0.95で揃えることが可能に。5種類のレンズに共通するのはF0.95 の超大口径だけではなく、シリーズを通じてカラーバランスが揃えられていることに加え、基本となるレンズタイプを一貫して採用することで統一感のある描写性・ボケ感を実現している。
ノクトン60mm F0.95は、厳しい光線状況下での撮影への適応力と、ピントを合わせていない部分のボケの美しさを備えている。超高屈折ガラスを採用した最新のレンズ設計により、絞り開放からシャープな結像が得られる。ピント合わせはマニュアルフォーカス専用で、絞り開放時のシビアなピント合わせにも耐える精度の金属製ヘリコイドを採用。マニュアル フォーカス専用設計でしか実現しない、グリスアップされたシルキーな操作感覚も特徴のひとつ。最短撮影距離は34cmで撮影倍率は1:4(35mm判換算1:2)。大口径マクロレンズ的な撮影にも対応しており、遮光性に優れた専用レンズフードが付属している。
また、写真撮影だけでなく、動画撮影に便利な機能も搭載している。絞り切り替え機構により、クリック 音を発生させず絞りリングを無段階で開閉させることが可能。このことから、動画収録時に絞りリングの操作音を拾ってし まう心配が無くなるとともに絞りリングの微調整によるシビアな深度コントロールも可能となる。
主な特長
■ マイクロフォーサーズ専用マウント
■ 8群11枚、異常部分分散ガラス2枚を使用
■ 動画対応、絞りクリック切替機構を搭載
■ 高い剛性感と耐久性の、総金属製鏡筒
■ 確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス
■ 10枚羽根虹彩絞りによる、美しいボケ味
仕様
焦点距離:60mm
口径比:1:0.95
最小絞り:F16
レンズ構成:8群11枚
画角:21.5°
絞り羽根枚数:10枚
最短撮影距離:0.34m
最大撮影倍率:1:4(35mm版換算1:2)
最大径×全長: φ82.5×87.7mm フィルターサイズ: φ77mm
重量: 860g(付属品なし) マウント: Micro Four Thirds マウント レンズフード: 付属(ねじ込み式)
その他: 絞り切り替え機構付
◉製品情報
http://www.cosina.co.jp/seihin/voigtlander/mft-mount/mft-60mm/index.html