パナソニック、クラウド上で映像制作が完結できるシステムを ソフトバンクと共同開発


パナソニック株式会社の社内分社であるコネクティッドソリューションズ社は、ソフトバンク株式会社と協力して、クラウド上で映像制作を完結できるシステムを共同開発し、地上デジタル放送での共同検証を実施したと発表した。

同システムは、ICT(情報通信技術)を活用して映像制作をクラウド化し、撮影から制作、編集、配信までをシームレスに行うことを定義した概念「Broadcast as a Service」を実現するものとしている。

ソフトバンクのデータセンターにある映像制作システムに、パナソニックの新IT/IP プラットフォーム「Kairos」(ケイロス)」を導入して、パナソニックの放送用ネットワークカメラを活用し、撮影現場とデータセンターをIPネットワークで接続することで、撮影から編集までの工程をIPで実現。これにより、事前収録した映像素材やライブ映像をソフトバンクのクラウドサーバーにアップロードすることで、別の場所から遠隔操作・映像編集を行うといった分散型のリモートワークフローを実現して、従来よりも効率的に映像制作を進めることが可能になる。

両社が制作会社に本システムを提供して、事前収録から制作・編集までをクラウド上で行った番組が、2020年12月18日から地上デジタル放送で順次放送された。

 

同システムの特長

(1)従来の現場集中型から分散型のワークフローにすることで、効率的な映像制作、低コスト化に貢献
(2)移動時間や作業待ち時間の削減、制作・編集作業の並列処理など制作現場の働き方改革を実現
(3)制作機材を保有する必要がなく資産圧縮が可能なため、放送局や映像制作会社のコスト削減を後押し

 

共同検証イメージ

(1)収録(事前)
パナソニック製放送用ネットワークカメラ(AG-CX350)で事前収録。収録した映像データをファイル化し、データセンターへアップロード。遠隔地からアップロードした映像データにアクセスし、事前に編集。

(2)収録(当日)
スタジオにて4台のカメラで撮影した映像を、ストリーミングでデータセンターへ入力。
事前収録映像と併せて、遠隔地のサブスタジオから映像をスイッチング。

(3)番組映像編集
遠隔地から収録した映像データにアクセスして編集。番組用映像データを作成。

 

共同検証写真(収録当日)

▲写真左から、撮影スタジオ /リモートサブスタジオ /データセンター / Kairos(データセンター内)

 

パナソニック株式会社
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