ソニーは、高速撮影性能や高いAF性能を備え、スポーツや報道撮影のワークフローをサポートする高速通信性能が進化した αレンズ交換式デジタル一眼カメラ『α9 II』を11月1日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は550,000円前後(税別)。

『α9 II』は、αシリーズの最上位「α9」の後継機で、高速信号処理回路を大幅に拡張し、最高約20コマ/秒連写、ブラックアウトフリー連続撮影、最大60回/秒の演算によるAF/AE追随などスピード性能をアップ。

1000BASE-T対応の有線LAN、5GHz帯無線LAN対応など、スポーツ、報道系プロ向けの機能を強化している。動画は4K/30p、8bitまでと従来と変わらず、リアルタイム瞳AFなど、α9からはファストハイブリッドAF関連が進化している。

 

主な特長

1. 撮影から納品まで、プロフェッショナルの現場におけるワークフローの高速化を実現する通信性能

現場のプロからの要望に応え、リモート撮影や、撮影中および撮影後のデータ転送、転送時の使い勝手の強化など、大幅に利便性が向上。最高1Gbpsの高い転送速度を実現する規格1000BASE-Tに対応したLAN端子を内蔵し、リモート撮影やデータ納品時の高速データ転送を実現。デスクトップアプリケーション「Remote Camera Tool」を用いたPCリモート(テザー)撮影において、レリーズタイムラグ、ライブビュー画面遅延などを抑えた、快適な撮影が可能。

2. 強化されたスピード性能や追従性・精度が向上したAF性能による更なる撮影領域の拡大

有効約2420万画素のメモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサーと、最高20コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影や最大60回/秒の演算によるAF/AE追従、最高1/32000秒の歪みを極限まで抑えるアンチディスト-ションシャッターなどの高速性能を備える。

20コマ/秒連写でJPEG約361枚 / 圧縮RAW約239枚の連続撮影が可能で、スポーツ撮影などにおいて被写体の一連の動きを捉えることができる。また、メカシャッターを使用した際も新たに最高約10コマ/秒の高速連写が可能になったほか、蛍光灯などの人工光源の点滅によるフリッカーの影響が少ないタイミングを検出し、シャッターを切ることができるフリッカーレス撮影にも対応。

AF性能においては、693点の像面位相差AFセンサーを撮像エリアの約93%に高密度に配置。さらに、動体を高精度に追従し続けるリアルタイムトラッキングと即時に瞳情報を検出しフォーカスを合わせ続けるリアルタイム瞳AFにも対応。リアルタイムトラッキングでは、被写体が人物の場合は自動で瞳AFによるフォーカスの追従を行い、被写体の顔が見えていない場面や被写体が人物以外の場合でも、色、模様、距離情報などから物体認識を行い撮影被写体を自動で追尾。撮影対象のフレーミングに集中しやすくなる。

 

3. プロフェッショナルの撮影現場でも活躍する堅牢性、操作性、信頼性

約678gの小型・軽量ボディに、プロの高いレベルの要求にも応える撮影機能や性能を凝縮。静止画・動画ともに有効な最高5.5段の光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構を搭載。

 

 

◉製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-9M2/

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/