ソニー、5G対応ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」を発表〜高速・低遅延映像伝送を実現


▲ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』(左:本体背面、右:本体前面)

 

ソニーは、高速・低遅延映像伝送を実現する5G対応のポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』を3月22日に発売する。価格は159,500円(税込)。

『PDT-FP1』は、高速モバイルデータ通信による映像および静止画の伝送に特化した無線通信機器。国外を含めた幅広いバンド対応やデュアルSIM対応により、国内外で柔軟な運用が可能。

また、カメラから同機へ撮影データの転送を完了させることで、カメラを起動していない移動中でも、同機に記録されたデータを転送することができる。さらに、カメラと接続することで、本機経由でのライブストリーミングも可能。

▲ミラーレス一眼カメラαからの撮影データ伝送シーン

 

放送映像の撮影現場では、無線通信による中継や撮影データファイル転送が可能になるため、カメラワークの自由度が広がり、機材セッティングの簡素化などにも貢献する。遠隔撮影が求められる撮影現場では、離れた場所にいるコンテンツ制作者への撮影データの速やかな受け渡しにより、制作ワークフローの効率化を実現。

動画配信クリエイターの現場では、カメラで撮影する映像をUSBストリーミング出力することで、安定した無線通信によるYouTube配信や撮影データファイル転送が可能となり、撮影・配信場所の制約を解消する。

報道写真の撮影現場では、カメラで撮影した撮影データを、高速かつ安定した5G通信でFTPサーバー等に転送することで、データの受け渡しやコンテンツ制作や配信までの時間を短縮できる。


 

通信特性を高める独自のアンテナ構造と配置により、国内外の5Gミリ波帯やSub6通信、スタンドアローン方式の5G通信、ローカル5G等の幅広いバンドに対応し、高速・低遅延通信を実現。

差し込み式の物理的なSIMに加え、抜き差し不要なeSIMを備えるデュアルSIM対応。電波状況により、つながりやすい回線を自動的に選択し、SIMを切り替えてデータを転送することも可能。

通信性能を高めるためのアンテナ構造と配置により幅広いバンドに対応し、高速・低遅延通信を実現

 

新規開発の冷却ファンを搭載し、最大40°Cの環境でも熱遮断を防ぐ。さらに、薄型設計でありながら、効率的に内部の熱を放散するダクト構造を備えることで、安定した連続通信を強力にサポート。撮影状況に応じて冷却ファンの動作モードをオート(バランス)、冷却優先、静音優先から選択可能。

▲冷却ファンとダクト構造のイメージ

 

カメラ有線接続設定により、撮影現場での設定時間を短縮。同機とソニー製カメラをケーブルで接続するだけで写真や動画を本機に取り込み、そのデータを指定したFTPサーバーやソニーが提供するクラウドサービスに自動転送が可能。

電波状況を可視化する専用のアプリケーション「Network Visualizer」により、本機使用中の通信状況などを視認できる。

▲専用のアプリケーション「Network Visualizer」

 

同機に搭載する6.1インチのディスプレイで、通信品質・ファイル伝送状況を同時表示することができ、撮影中でも転送状況を確認できる。

カメラとの接続端子として、LANポートやUSB Type-C端子、HDMI Type-A端子を搭載。また、本体の充電用USB Type-C端子を併用し、外部給電をしながらライブ配信やカメラからのデータ転送が可能。

▲データ転送画面イメージ

▲接続端子イメージ

 

カメラとの併用に適した本体形状で、カメラと三脚を固定するネジ穴に加え、ケーブル止めアクセサリー等を取り付けるストラップホールを備える。

8GB(RAM)/ 256GB(ROM)の内蔵メモリーと最大1TBのmicroSDXCカード対応により、高速処理や大容量データの保存が可能。OSはAndroid 13。

充電時間は約 115 分で、連続動作時間はLTE経由のFTP転送時が約4時間、HDMI経由のビデオアップロード時が約2時間。

本体サイズは、約170(高さ)×80(幅)×26.6(奥行)mm、質量は約308g。

 

 

◉製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/PDT-FP1/

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/

vsw