カールツァイス、ハイエンドシネプライムシリーズ ZEISS Supreme Prime Radianceの焦点距離18mm、40mm、65mm、135mmのレンズを発表

ニュース

2021年4月28日

カールツァイス株式会社は、ハイエンドシネプライムレンズシリーズ『ZEISS Supreme Prime Radiance』に、新たに4本の焦点距離（18mm, 40mm, 65mm, 135mm）のレンズを発売する。発売日は6月下旬予定で、価格は以下のとおり（すべて税込）。

・ZEISS Supreme Prime Radiance SPR 18mm T1.5：3,564,000円
・ZEISS Supreme Prime Radiance SPR 40mm T1.5：2,673,000円
・ZEISS Supreme Prime Radiance SPR 65mm T1.5：2,673,000円
・ZEISS Supreme Prime Radiance SPR 135mm T1.5：3,564,000円

『SPR 18mm』と『SPR 135mm』は、既存のSPRシリーズ（焦点距離21mmから100mmまでの7本）のカバー領域をワイド側とテレ側に拡大し、ラージフォーマットによる映像制作現場での構図・フレーミングの自由度がさらに高まる。『SPR 40mm』と『SPR 65mm』は、35 – 50 – 85mmという定番焦点距離の間を埋め、人物の半身アップやフェイスショットなど、デリケートな心理描写を得意とする焦点距離として、映像表現を深めるとしている。

また、ノーマルのSupreme Prime同様、Supreme Prime Radiance のイメージサークル径は46.3mmあるため、ほぼすべてのシネマカメラのセンサーサイズをカバーする。これらのレンズにはまた、VFX合成のマッチムーブ作業精度を向上し、効率化する先進的な「ZEISS eXtended Data」が搭載されており、フレーム毎にレンズの歪みや周辺光量をVFXソフトウェア上で補正できる。SPRはCooke /i technology1 プロトコルに準拠し、拡張している。

▲Supreme Prime Radianceシリーズ。21mm、25mm、29mm、35mm、50mm、85mm、100mmが発売中。今回発売の4本が追加され計11本のシリーズに。