ソニーはVLOGCAMシリーズより、広角単焦点レンズを搭載した『ZV-1F』を10月28日より発売する。受注開始は10月19日から。価格はオープンで、市場推定価格は83,000円前後。
同製品は、「ZV-E10」に続くVLOGCAMシリーズの新機種。これまで発売されてきた機種と異なる特長としては、広角単焦点レンズを搭載し、ビギナーでも使いやすい簡易的な操作性能を実現していることなどが挙げられる。
特長
創造力を高めるさまざまな撮影機能
レンズは超広角20mm単焦点レンズを搭載。複数人でのセルフィー撮影も可能で、広大な景色を一緒におさめることも。有効画素数は約2010万画素。メモリ一体1.0型CMOSセンサーを採用し、レンズ開放F値は2.0となっている。これにより、背景をぼかして被写体を際立たせたり、ソフトな印象で撮影したりすることができる。
また、動画と静止画それぞれで人物の肌の色合いを最適化し、自撮りでも被写体の肌を印象的に撮影する「美肌効果」や、逆光や薄暗い状況でも常に顔の明るさをキープする「顔優先AE」により、あらゆる場面でも被写体をキレイに撮影することが可能。自動的に人物の瞳を検出する「瞳AF」や、歩きながらの手持ち撮影に便利な動画専用の電子式手ブレ補正機能「アクティブモード」にも対応している。
動画と静止画を思い通りの雰囲気に仕上げるために搭載された「クリエイティブルック」は、全10種類がカメラ内にプリセットされており、好みの色づくりが可能。さらに、5倍のスローモーション撮影と60倍のハイパーラプス撮影ができる。
音声面では、指向性3カプセルマイクや、ウインドノイズを大幅に低減させる「ウインドスクリーン」により、屋外でも周囲の環境音にかき消されることなく、クリアな録音を実現。
カメラ初心者でも使いやすい操作性能
液晶画面上には操作アイコンが表示されるので、ビギナーにも優しい操作設計となっている。下から上へのスワイプ操作によって、撮影設定メニューを簡単に呼び出すことができる。さらに、ズーム域を1.0/1.5/2.0/4.0倍の倍率選択やT/Wアイコンの長押しといったタッチ操作により変更できるので、素早い画角の調整が可能。
動画撮影時のセルフタイマー機能や「背景ぼけ切り替え」、商品から顔へのピント合わせをスムーズに行う「商品レビュー用設定」もボタン操作で行うことができる。
ボディは約256gと小型かつ軽量で持ち運びやすさを重視。カメラボディ前面にレコーディングランプを配置し、動画撮影中には液晶画面に赤いフレームが表示されるため、撮り逃しを防ぐことができる。モニターには、自撮りやハイ/ローアングルの撮影に便利なバリアングル液晶モニターを採用。軽快な撮影をサポートする。
さらに、ショットマークを中心に15秒、30秒、60秒を切り出してスマートフォンに転送できるため、狙った瞬間を手軽にSNS投稿するこができる。Bluetooth接続をより簡単にする「Imaging Edge Mobile Plus」を使うことで、日付やエリアといったカメラの初期設定を、スマートフォンから自動で設定することもできる。
撮影・投稿の楽しさが広がるステップアップ機能
同製品はUSBケーブル1本でPCやスマートフォンに接続し、ライブ映像と周囲の音を配信することが可能。別売りのシューティンググリップ「GP-VPT2BT」の使用により、グリップを握ったまま撮影やズームなどのカメラ操作ができるので、片手での手持ち撮影も快適に行うことが可能。さらに本体のマイクジャックとアクセサリーシューを使って「ECM-G1」といった外部マイクの装着ができ、用途に合わせたクオリティの音声の収録を実現することができる。
◉製品情報
https://www.sony.jp/vlogcam/products/ZV-1F/
ソニー株式会社
https://www.sony.jp/