11月20日発売VIDEO SALON11月号の特集は「インディーアニメの現在地」。

CLIP STUDIO PAINTなどのペイントソフトの進化、Blenderの登場などによって、以前よりも格段に個人がアニメ制作に取り組みやすくなり、プロアマ問わずその人口が増えつつあります。

今回の特集では、個人または少人数でアニメを制作しているクリエイターにスポットライトを当て、技術的な作品制作の裏話はもちろん、独学でアニメ制作を学ぶ際のコツや、各クリエイターが現在にいたるまでたどってきた過程、好きな作品を作り続けるためにしていることなどに迫ります。

 

かわいらしいカットアウトアニメのキャラクターと動きの秘密に迫る

この講座では、日頃はゲーム会社のアニメーターとして活動しながら、自主制作で漫画やアニメーション制作に取り組む金属8gさんを講師にお迎えして、金属8gさんが得意とするカットアウトアニメ(切り絵アニメ)を題材に、Illustratorを使用して作るかわいらしいキャラクターや、After Effectsを駆使して作る動きの作り方を解説していただきます。

 

自主制作アニメ『PATROBO』

自主制作アニメ『ラブ・ダイナマイト』

 

●ウェビナーを見る

本映像は、2023年10月6日に行われたライブ配信のアーカイブとなります。

 

 

●登壇者

金属8g

2001年生まれ。
「#indie_anime」が登場した2020年公開のアニメ『PATROBO』がバズったことを受け、映像制作・アニメ制作に注力し始める。現在は星街すいせい『みちづれ』などのMVに携わるほか、「第2回インディーアニメクロスX!」のアートワークにも参加している。2023年に九州大学芸術工学部を卒業。

X / YouTube / WEB

 

●講座の内容

⚪︎自己紹介

⚪︎アニメを作り始めたきっかけ

⚪︎自主制作アニメ『PATROBO』の解説
– 「トムとジェリー展」で学んだこと
– After Effectsによる2Dキャラクターセットアップ
– 脳が気持ちよくなる緩急のつけ方

⚪︎卒業制作『ラブ・ダイナマイト』の解説
– 紆余曲折したキャラクターデザイン
– 「モーションライン」による補間
– After Effects標準機能の活用術

▲『PATROBO』より、主人公パトリシアちゃんのパーツ分割。Illustratorで作成。

 

▲『PATROBO』After Effectsの作業画面。グラフエディタ―で動きの緩急をつける。

 

▲『ラブ・ダイナマイト』モーションラインを使用したシーン。

 

▲2枚の作画だけでこれだけなめらかな動きを作れる。