SIGMAが現代のビンテージレンズ「Classic Art Prime」を9月のIBC2019に発表する


映画やCMの撮影でデジタルシネマカメラが使われるようになって以降、世界のシネマトグラファーが柔らかさやフレア表現を求めて、1970年代くらいまでのオールドビンテージレンズを探しているということは、ビデオSALON.Webでも各所でレポートしているが(こことかここ)、SIGMAは7月11日の発表会の中で、「Classic Art Prime」レンズを開発中で、2019年9月のIBCで正式発表することをアナウンスした。その名の通り、ビンテージレンズの味を再現したものだという。

これまでのSIGMA CINE LENSをベースにコーティングを見直すことにより、光が入ってきたときにフレアが出るようにしている。コーティングをすべて無くしているわけではなく、どのレンズのコーティングをなくせば好ましいフレアになるかをシミュレートした上で設計しているという。従来のCINE LENSとF値は同じ(ボケは同じ)だが、コーティングの違いで反射率が変わることでレンズ透過率が変わってくるのでT値は暗くなっている。

ビンテージレンズを複数本を揃えるのはかなり難しいことだが、新製品であれば14mmから135mmまですべて同じルックで揃えることができ、結果的にカラーグレーディングの手間がかからないということもメリットになる。このArt Primeシリーズはラージフォーマットにも対応している。

Classicのロゴの部分はSIGMAの地元、会津の会津塗で彩色している。

 

会場で上映されたサンプル映像より。