池上通信機株式会社は、株式会社日本レジャーチャンネルの六本木新社屋移転に伴う放送設備更新において、第1・第2サブ4K/HD共用スイッチャ、映像情報監視センター、ボートレースアーカイブスセンター設備を受注したことを発表。本システムは20203月の納入を予定しており、41日より運用が開始される。

これまで池上通信機は、東京・三田にあるJLCの放送設備のうち、カメラ、スイッチャなどの製品を納めさせていたが、この度JLCの六本木移転に伴うシステム更新に向け、先進的かつ安定的運用を重視したシステム提案を行い、複数システムの受注に至ったという

 

1・第2サブ4K/2K共用スイッチャ

8つあるサブルームの中で、メインとなる第1サブ、第2サブには4K/HD両信号が共存できる最新のスイッチャMuPS-5000をそれぞれ配置。また、サブシステムの中核には220×2204K/2Kマルチ入出力に対応する大型ルーティングスイッチャUHSM Seriesを採用し、大規模な4K/HD映像制作に対応可能な構成となっていいる。

 

映像情報監視センター

スカパーJSAT(スカパー東京メディアセンター)へ配信するほか、BS放送やWEB番組配信・送出監視などを行なう。操作アプリケーションや制御ソフトウェア、APC装置を自社開発することにより、JLC様の運用に合わせた無駄のない最適なワークフローを提供。また、素材・送出ルータをはじめとした周辺映像機器の大部分も自社製品で構築することにより、障害発生時に迅速な対応が可能。

 

ボートレースアーカイブスセンター

24レース場からの映像を自動収録し、レース素材等をLTOテープへアーカイブする。映像情報監視センターと一部設備を共用することにより、コストダウンと省スペース化を実現。

 

 

【主な受注システム機器】

MuPS-50004K放送システム対応 制作スイッチャ


4K/HD両信号が共存できる豊富な入出力系統
• 内部機能単位のフォーマット指定と連動指定(サイマルキャスト)
• 豊富なキーイング(USK/DSK)と全列に備わったリサイザで運用をサポート

 

 

UHSM-220×220:ルーティング スイッチャ


全入出力1.5G/3G/12G SDI信号に標準対応
• IPスイッチでは実現できないリアルタイムスイッチング、EMG送出系統をサポート
• 220×220マトリクスはHDと4Kが混在できる大規模サイズ
• 全出力にAVDLを標準搭載(5Hウィンドウ):カット送出、出力位相を設定可
• 多系統のマルチビューワを搭載:4K解像度で8系統出力、2K解像度で32系統出力
• ダウンストリームキーを搭載:4K 4DSK、2K 8DSK
• 入出力にはFS、CCR、映像変換(解像度、ガンマ、色域)を搭載

 

harmonic Spectrumシリーズ : 収録・送出サーバ

世界中のミッションクリティカルなシチュエーションで数多く使用されている高信頼性のビデオサーバ
• 1つの筐体でも単一障害点がなく、ディスクもRAIDにより保護
• 入出力数は、2ch~最大64chまで拡張することが可能。小規模から大規模なシステムま
で対応

 

◉詳細情報
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池上通信機株式会社
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