オリンパス株式会社は、1.25倍テレコンバーターを内蔵し300-1000mm相当の幅広い焦点距離をカバーする高解像の超望遠ズームレンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO』を2021年1月22日から発売する。受注生産のみで、価格は1,000,000円（税別）。
同製品は、高性能な「5軸シンクロ手ぶれ補正」により世界最強8段の補正を実現し、1000mm相当での超望遠手持ち撮影を可能にする。さらに別売の2倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」と組み合わせることで、最大2000mm相当の超望遠撮影も可能となる。
▲「OM-D E-M1X」 装着イメージ
主な特長
1. 1000 mm相当の超望遠撮影を可能にする高解像ズームレンズ
新開発の大口径EDAレンズや4枚のスーパーEDレンズを含む18群28枚の贅沢なレンズ構成によって、色にじみ、フレアを抑え、ズーム全域で開放F4.5の大口径でありながら、周辺まで優れた解像力を実現。独自のコーティング技術「Z Coating Nano」を採用し、逆光下など厳しい撮影環境でもヌケのよいクリアな描写が得らレル。1.25倍のテレコンバーターを本体に内蔵しており、高い光学性能はそのままに最大1000mm相当の超望遠手持ち撮影が行える。
さらに別売のテレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」にも対応し、「MC-20」と組み合わせることで最大2000mm相当という驚異的な超望遠撮影も行える。本レンズはズーム全域で最短撮影距離1.3m、最大撮影倍率0.57倍の近接撮影性能も実現しており、内蔵のテレコンバーター使用時は最大撮影倍率が0.71倍へと上がり、より本格的なテレマクロ撮影が楽しめる。
▲レンズ構成図
2. 耐環境性に優れた小型軽量設計
鏡筒の素材にはマグネシウム合金や炭素繊維強化プラスチック（CFRP）を用い、さらにレンズフードには装着時に重心がレンズ先端に寄らないよう軽量なカーボンファイバーを採用。このように各所に最適な素材を使用することで、強度と精度を確保しながらも長さ314.3mm、重さ1875gの小型軽量化を実現。優れた防塵・防滴・耐低温性能も備えており、「OLYMPUS OM-D E-M1X」などと組み合わせ、雨や雪の中など過酷なフィールドであっても安心して撮影できる。同レンズに施された遮熱塗装は従来の黒塗装に比べ、太陽光の赤外線を高効率に反射し、炎天下の使用でもレンズ内の温度上昇を抑えることで、安定した光学性能を発揮。さらに最前面のレンズには滑らかなため傷がつきにくいフッ素コーティングを施し、メンテナンス性にも優れている。
▲過酷な撮影条件でも安心の防塵・防滴・耐低温性を実現
3. 世界最強8段の補正を実現する「5軸シンクロ手ぶれ補正」と高速・高精度AF
「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応し、300mm相当で世界最強8段、内蔵テレコンバーター使用時の1000mm相当においても6段もの手ぶれ補正性能を実現。別売のテレコンバーター「MC-20」と組み合わせた最大2000mm相当の超望遠域であっても、強力な手ぶれ補正は有効。高画質な手持ち撮影が行えるため、モータースポーツやネイチャーなどの分野で威力を発揮する。また、オリンパス独自の高精度薄肉レンズ加工技術によって、フォーカスレンズの軽量化を図っており、ズーム全域で高速かつ高精度なフォーカシングが可能。
▲5軸シンクロ手ぶれ補正イメージ図
主な仕様
焦点距離:150-400mm（内蔵テレコンバーター×1.25時187.5-500mm）
35mm判換算：300-800mm相当（内蔵テレコンバーターx1.25時 375-1000mm）
レンズ構成:18群28枚（内蔵テレコンバーター4群7枚）（EDAレンズ1枚,スーパーEDレンズ4枚,EDレンズ2枚,HRレンズ2枚,HDレンズ1枚）
最小絞り:F22
最短撮影距離:1.3m（内蔵テレコンバーター ×1/×1.25, ズーム全域）
画角:8.2°- 3.1°（内蔵テレコンバーター×1.25時 6.6°- 2.5°）
フィルター径:Ø95mm
大きさ:Ø115.8×314.3mm
重さ:1,875g（レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く）
◉製品情報
https://www.olympus-imaging.jp/product/dslr/mlens/150-400_45ispro/index.html
オリンパス株式会社
https://www.olympus-imaging.jp/