ブラックマジックデザインは、『Blackmagic Videohub 12G』の3機種を4月3日より発売した。ラインナップと価格(すべて税込)は以下の通り。

・Blackmagic Videohub 10×10 12G:198,800円
・Blackmagic Videohub 20×20 12G:341,800円
・Blackmagic Videohub 40×40 12G:569,800円

同製品は、あらゆる組み合わせのSD、HD、Ultra HDビデオを同時に接続・ルーティングできるゼロレイテンシーのビデオルーターだ。Blackmagic Videohub 12Gシリーズには、フロントパネルにショートカットボタン、ラベルまたはライブビデオを表示できるLCD、ビデオソースを確認できる機械加工のスピンノブが搭載されている。

Blackmagic Videohub 12Gシリーズでは、ルーターにすべてのSDI機器をつなぎ、電子的に接続できるので、乱雑なケーブルを排除できる。あらゆるビデオ入力をあらゆるビデオ出力に接続でき、単一のビデオ入力を複数のビデオ出力に接続することも可能なので、スタジオの複雑な系統図は必要ないという。つまり、スタジオのモニターであらゆるソースを確認することが可能。繰り返しの変更や、緊急事態にも対応できる高い柔軟性が得られるとしている。

また、マスタリングに冗長性を得るために複数のHyperDeckレコーダーも使用可能。複数の配信プロセッサーにビデオをルーティングし、使用している全てのプラットフォームで放送を行うこともできるBlackmagic Videohub 12Gは、ATEMスイッチャーに入力を追加するためにも使用できる。

内蔵のフロントパネルではビデオのルーティングが可能なので、外付けハードウェアパネルを設置するスペースのないライブプロダクションの機材ラックに最適。フロントパネルはVideohub Master Control Proと似ており、ナビゲーション用のスピンノブ、すばやい操作が可能な直接入力ボタン、ラベル表示に対応したLCDを搭載。パネルがルーターに内蔵されているので、LCDでライブビデオも確認可能。また、LCDはルーターの設定変更用のメニューにも対応している。

 

▲Blackmagic Videohub 10×10 12G

 

Blackmagic Videohub 12GはLCDを内蔵しているので、ルーターの全入力のライブビデオを表示可能で、ルーティングを変更する前に、ライブビデオとしてルーターの全入力を確認できる。ライブビデオの下にはラベルが表示されるので、どのビデオの入力を見ているのか簡単に把握できる。ルーターのソースをスクロールすると、アルファベット順に各入力をライブビデオとして表示することが可能。LCDスクリーンでライブビデオを確認しながら接続をスクロールできる。また、ビジュアル・ルーティングに対応しているため、SDIモニターを追加せずにビデオ入力を確認できるので、スペースが限られている移動用の機材ラックに適している。

Blackmagic Videohub 12Gの全機種に搭載されている高度な12G-SDI接続はマルチレートに対応しているため、2160p60までのあらゆるSD、HD、Ultra HDビデオフォーマットをサポートしており、あらゆるSD、HD-SDI、3G-SDI、6G-SDI、12G-SDI機器を接続可能。Blackmagic Videohub 12Gは、同じルーターであらゆるビデオフォーマットを同時にルーティングできる。つまり、40×40モデルでは最大40のビデオフォーマットを同時にルーティング可能。12G-SDIは、単一のBNC接続で高フレームレートUltra HDに対応でき、一般的なHD機器にも簡単に接続できる。

Videohubは、すべての12G-SDI入力にSDIリクロッキング機能を搭載。SDIリクロッキングは、ビデオ信号を最高品質で再生成する。長いケーブルを使用すると信号が劣化するため、この機能は非常に重要だ。高価な”デジタル”プレミアムケーブルは、この劣化を多少抑えることができるが、ケーブルが長くなれば、この品質劣化を完全になくすことはできない。SDIリクロッキング機能により、スタジオの全SDI機器が再生成された信号を受信し、ジッターが改善される。長尺のケーブルを使用しても、ビデオが途切れることはないとしている。

▲Blackmagic Videohub 20×20 12G

 

Blackmagic Videohubルーターの全機種は遠隔操作が可能。これは、建物内の異なる場所にあるルーターに機器が接続されている大規模な放送スタジオでは欠かせない機能だという。ハードウェアパネルは2種類を取り揃えている。Videohub Master Control Proはフロントパネルと似ており、スピンノブ、LCD、ショートカットボタンを搭載。Videohub Smart Control Proには全ボタンが搭載。また、カスタマイズ可能なので、各ボタンをルーター入力にプログラムし、単一のルーター出力をコントロールできる。パネルのボタンを押すだけで、ルーター出力を瞬時に変更できる。各ビデオモニターの下に、スマートパネルを設置すると最も効率良く機能するとしている。

低コストで、外部ルーターコントロールを実行したい場合は、無償でダウンロードできるVideohub Software Controlが適しているという。Videohub Software ControlはMacとWindowsの両方に対応しているため、クリエイティブな作業に使用している既存のコンピューターで起動可能。ソフトウェアは押しやすい大きなボタンで構成されており、各ボタンはルーター入力およびルーター出力にカスタマイズできる。また、視覚的に把握しやすいようにアイコンが割り当てられている。ボタンが大きいので、タッチスクリーンPCで使用するのに最適。ソフトウェアを大画面のXYコントロールパネルとして使用できる。Apple iPad用のソフトウェアもダウンロードできる。

▲Blackmagic Videohub 40×40 12G

 

 

Blackmagic Videohub 12Gの機能

  • 10×10、20×20、40×40の3機種を展開
  • ゼロレイテンシーの12G-SDIで、2160p60までのSD、HD、Ultra HDに対応
  • 直接入力ボタンおよびスピンノブ・コントロールが可能な内蔵コントロールパネル
  • LCDモニターにはライブビデオとラベルを表示でき、ビジュアルルーティングが可能
  • 12G-SDIの全入力でSDIリクロッキングに対応
  • Videohub Master Control ProおよびVideohub Smart Control Proコントロールパネルと使用可能
  • Mac、Windows、iPadでVideohub Software Controlをサポート
  • 放送用オートメーションシステムに統合するための無償SDKを同梱
  • 外付けハードウェアパネルやソフトウェアコントロールパネルからイーサネットを介して遠隔操作が可能
  • 13ヶ国語のユーザーインターフェース

 

▲Blackmagic Videohub 10×10 12Gの背面

 

 

▲Blackmagic Videohub 20×20 12Gの背面

 

 

▲Blackmagic Videohub 40×40 12Gの背面

 

◉製品情報
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicvideohub

ブラックマジックデザイン
https://www.blackmagicdesign.com/jp