株式会社ニコンイメージングジャパンは、 Z マウント採用の標準ズームレンズ『NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ』を4月に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は368,500円(税込)。

『NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ』は、フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の28mmから135mmの焦点距離をカバーするパワーズーム搭載の標準ズームレンズ。

ドキュメンタリーやワンマンオペレーションでのロケーション撮影など、撮り直しが難しく機動力が求められる動画撮影において、ビデオグラファーをサポートする高い操作性と機能が特長。

NIKKOR Z レンズ初となるパワーズームを操作するズームレバーを採用し、滑らかなズーミングを実現するほか、ズーム速度を11段階から選ぶことができる。ズームレバーによるズーミングだけでなく、カメラから機能を割り当てたL-Fnボタンによるズーミングも可能。広角端から望遠端までズーム位置を移動するために必要なズームリングを回す角度や、回転方向をカスタマイズすることもできる。

ズーミング時の重心移動を最小限に抑えるインターナルズーム機構を採用。広角端から望遠端までのズーミング時の重心の移動も約2mmに抑えている。ジンバルでの撮影時もバランスを崩すことなくズーミングが可能。


広角端28mmから50mmの最短撮影距離0.34m、望遠側の最短撮影距離は0.57mで、ダイナミックなクローズアップショットの撮影が可能。「ニコン Z9」(2021年12月発売)との組み合わせ時、ハイレゾズームを使用すると4K動画撮影時に焦点距離約270mm相当の画角を得ることができる。

業務用の動画撮影用のアクセサリーに対応。レンズ先端はマットボックスを装着しやすい形状に設計。ハレーションやフレアを防ぎたい明るい条件や、照明を使うインタビュー撮影などでマットボックスをスムーズに利用できる。

加えてマットボックス使用時にも、NDフィルターやプロミストフィルターなどの各種フィルターを併用可能。また、フォローフォーカスの使用を考慮して、フォーカスリングはギアモジュール0.8に対応。より正確かつスムーズにマニュアルフォーカスができ、ドキュメンタリー撮影などでより思い通りのピント合わせが行える。


専用の角型レンズフードHB-116が付属。レンズに入る光の量と方向をコントロールし、ゴーストやフレアを最小限に抑えることができる。また、フードにはフィルター操作窓があり、フードを外すことなく可変NDフィルターやその他の回転式フィルターを調整できる。目的に合わせて、窓が上部または下部になるように取り付けることが可能。


主な仕様

マウントニコン Z マウント
焦点距離28-135mm
最大口径比1:4
レンズ構成13群18枚(EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ4枚)
画角75°-18°10′(撮像範囲FX)
53°-12°(撮像範囲DX)
寸法約105mm(最大径)×177.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量約1210g(三脚座を含む)
約1120g(三脚座なし)

◉製品情報
https://www.nikon-image.com/products/nikkor/zmount/nikkor_z_28-135mm_f4_pz/

株式会社ニコン
https://www.nikon.co.jp/