オリンパス株式会社は、小型・軽量ながらも防塵・防滴構造を備えた「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III」を11月下旬に発売する。カラーはシルバーとブラック。価格はオープンで、市場想定価格はボディ単体が15万円前後、「14-150mm IIレンズキット」が18万円前後(ともに税別)。

『OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III』はプロフェッショナルモデル「OM-D E-M1 Mark II」と同じく、121点オールクロス像面位相差AFによる高速、高精度なオートフォーカス性能を小型・軽量ボディーに搭載、高い機動力を備えたミラーレス一眼。

さらに強力な手ぶれ補正機構、「ライブコンポジット」や「ライブバルブ」など多彩な撮影機能も備えている。大口径の標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を取り付けた状態でも、小さなボディバッグに入る小型・軽量なカメラシステムで、どこにでも気軽に持ち歩ける。また動きが速くピントを合わせにくい被写体でも、121点オールクロス像面位相差AFにより、高速、正確にピント合わせができる。

動画機能は、4K 30p、Cinema4K(C4K) 24pの4K動画記録に対応。4K記録時は102Mbps、Cinema4K(C4K)記録時は237Mbpsの高ビットレート記録が可能。

 

主な特長

1.高い機動力と高画質を兼ね備えた防塵・防滴構造の小型・軽量ボディー

・システム全体での小型、軽量化
「OM-D E-M5 Mark III」では、手ぶれ補正ユニットに代表される搭載パーツの小型化と高密度実装、消費電力の大幅な改善により小型のバッテリー「BLS-50」を採用し、さらなる小型・軽量化を達成。サイズは125.3mm(W)×85.2mm(H)×49.7mm(D)。質量は約414g(電池込み)、約366g(本体のみ)。

・「OM-D E-M1 Mark II」譲りの高画質
「OM-D E-M1 Mark II」と同じく、約2037万画素のLive MOSセンサー、最新の高速画像処理エンジン「TruePic VIII」を搭載、強力な手ぶれ補正機構、周辺まで高い解像度を誇る「M.ZUIKO DIGITAL」レンズとの組み合わせにより、高感度でもノイズが少なく、周辺まで歪みの少ない高画質を実現。

・高い防塵・防滴・耐低温性能
ボディー各部にシーリングを施し、高い防塵・防滴・耐低温性を備え、撮影環境を気にすることなく、安心して撮影に集中することができる。またイメージセンサーのフィルターを30,000回/秒以上振動させてゴミやホコリを除去するSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)も搭載、ゴミやホコリが写真に映り込むといったトラブルを大幅に低減。

 

2.プロフェッショナルモデルと同じ121点オールクロス像面位相差AF

・ピント合わせの自由度を広げる121点の測距ポイント
「OM-D E-M1 Mark II」と同じ、画面内のさまざまなポイントでフォーカシングが行える121点オールクロス像面位相差AFを搭載。一眼レフのように使用レンズの光束制限がないため、装着したすべての「M.ZUIKO DIGITAL」レンズで、絞り開放から被写体の模様に左右されない高精度なフォーカシングを高速に行える。従来機に対しアルゴリズムの改良により、遠近の被写体が混在するシーンでも背景抜けを起こしにくくなっている。

▲121点オールクロス像面位相差AFイメージ

 

3.新開発の小型手ぶれ補正ユニット搭載、高画質を支えるボディー内5軸手ぶれ補正

・最大約5.5段分のボディー内5軸手ぶれ補正機構
小型・軽量なボディーと高い手ぶれ補正効果を両立させるため、5軸手ぶれ補正ユニットを新開発。ボディー内5軸手ぶれ補正機構により装着したすべての「M.ZUIKO DIGITAL」レンズで手ぶれ補正が働く。角度ぶれ、並進ぶれに加え、レンズ内手ぶれ補正だけでは対応できない回転ぶれも補正することで、手持ち撮影を強力にサポートする。

・「5軸シンクロ手ぶれ補正」にも対応
対応レンズのレンズ内手ぶれ補正機構とボディー内5軸手ぶれ補正機構をシンクロすることで、より高い手ぶれ補正効果を発揮する「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応。最大約6.5段分の補正効果を実現し、薄暗いシーンや望遠撮影でも威力を発揮する。

 

◉製品情報
https://www.olympus-imaging.jp/product/dslr/em5mk3/index.html

オリンパス株式会社
https://www.olympus-imaging.jp/