ソニー、高性能AF・5G対応のスマートフォンXperia 5 IVを発表。4K120fpsで最大5倍のスローモーション撮影が可能


ソニーは、Xperia 5シリーズの最新機種『Xperia 5 IV』を発表した。カラーは、ブラック、エクリュホワイト、グリーンの3色。発売日は9月上旬以降の予定。

『Xperia 5 IV』は、「Xperia 5 III」の後継機種。静止画・動画撮影ともに瞳AFをはじめとする高性能AFに対応し、人物や動物を美しく撮影できる5G対応のスマートフォン。最新のチップセットや5000mAhの大容量バッテリーなど充実の基本性能をコンパクトなサイズに凝縮。

リアカメラには、3つのレンズ(焦点距離16㎜、24㎜、60㎜)を搭載し、すべての焦点距離でリアルタイム瞳AFに対応。リアカメラ全てに120fpsの高速読み出しに対応した「Exmor RS for mobile」イメージセンサーを搭載することで、4K 120fpsで最大5倍のスローモーション撮影を実現。フロントカメラは前機種よりも大型化したイメージセンサーを搭載し、動画でも静止画でも、暗所でのクリアな自撮りが可能。

さらにXperia 5シリーズとして初めて、本格的な動画撮影ができる「Videography Pro」を搭載。同機能のストリーミングモードでは本機単体で即時にYouTubeなどでライブ配信を行うことができる。

搭載する6.1インチの有機ELディスプレイの輝度は、前機種比で約50%向上。本体のスピーカーは、新開発の構造で音圧が向上し、立体感のあるサウンドを実現。ワイヤレス接続だけでなく、搭載する3.5㎜のオーディオジャックで、手持ちのヘッドホンや外部スピーカーとの接続が有線でも可能。ハイレゾなどの高音質な楽曲や、立体音響の「360 Reality Audio」が高い没入感で楽しめる。新搭載の「Music Pro」では、スタジオで採録したようなプロレベルの録音ができ、最新のBluetooth LE Audioにも対応する。

この他、動きの速いゲームコンテンツもくっきりなめらかに映し出す120Hz駆動のディスプレイや240Hzの残像低減技術、240Hz駆動の高速タッチ検出機能を搭載しています。また、ゲームアシスト機能「ゲームエンハンサー」によるYouTube配信等が楽しめる。

5000mAhの大容量バッテリーは最短30分で約50%の急速充電が可能なほか、Xperia独自の充電最適化技術と「いたわり充電」により、充電時のバッテリーへの負荷を軽減し、3年使っても劣化しにくい長寿命化を実現。

本体サイズは67(幅)×156(奥行)×8.2(高さ)mm、質量は172g。表/裏の両面に、高強度で耐スクラッチ性が向上したCorning Gorilla Glass Victusを採用。さらに日常使い可能な防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)性能を備えている。

▲『Xperia 5 IV』の背面(上からグリーン、ブラック、エクリュホワイト)

 

 

リアカメラすべてがリアルタイム瞳AFに対応

リアカメラは、焦点距離16㎜(超広角)、24㎜(広角)、60㎜(望遠)の3つのレンズを搭載。静止画撮影では、「リアルタイム瞳AF」に加え、5シリーズとして初めて、より高精度に任意の被写体を追従しAFを合わせ続ける「リアルタイムトラッキング」に対応。新たに導入したAIにより解析した距離情報を用いて、被写体が動いたり、被写体との間を別の物体が横切ったりしても、指定の被写体を追従しながらフォーカスを合わせ続けることができる。

また動画撮影においては「瞳AF」と「オブジェクトトラッキング」に対応しているほか、4K 120fpsで最大5倍のスローモーション撮影が可能。またZEISSレンズを採用し、階調や、色再現、透明感、立体感、ぼけ味など、被写体の微細な質感までを忠実に再現。さらにT*コーティングにより、画質低下の原因ともなるフレアやゴーストを最小限に抑え、クリアな描写を実現。

▲リアカメラと撮影イメージ

▲リアルタイム瞳AFに対応


▲リアルタイムトラッキング(焦点距離60mm)

 

 

暗所でもクリアに自撮りができるフロントカメラ

フロントカメラは、前機種から大型化した有効画素数約1220万画素の「Exmor RS for mobile」イメージセンサーを搭載。暗所でのノイズ低減に加え、逆光や明暗差がある撮影シーンでも、白飛びや黒つぶれしにくい4K HDR対応の自撮り撮影が可能。


▲フロントカメラでの撮影イメージ

 

 

高品質な映像で手軽にライブストリーミング

「Videography Pro」のストリーミングモードを使用することで、フォーカスのあった高品質な映像を撮影しながら、YouTubeなどのSNSへ簡単にライブ配信できる。別売りの『Vlog Monitor(XQZ-IV01)』を使用すれば、高画質なリアカメラを使った自撮り撮影の配信も可能。また本機は「外部モニター」機能も搭載しているため、ミラーレス一眼カメラ『α』などを接続することにより、『α』で撮影した高品質な映像をモニタリングしながら直接配信することができる。

 

輝度が前機種比で約50%向上した有機ELディスプレイ

本機は、6.1インチ、アスペクト比21:9の有機ELディスプレイを搭載。輝度は前機種比で約50%向上。また、リアルタイムHDRドライブ対応により、視聴環境やコンテンツに応じてコンテンツ内の明暗部の視認性を向上させたほか、ソニーのテレビ「ブラビア」の高画質化エンジン「X1 for mobile」を搭載し、臨場感のある映像を視聴できる。

 

迫力ある立体的なサウンドが楽しめる新構造のスピーカー

左右均等かつ前面に配列したフルステージステレオスピーカーを搭載しており、左右バランスのとれた迫力ある立体的なサウンドが楽しめる。新構造のスピーカーユニットは、音を再生する時に発生する筐体の振動を抑え、音圧を向上させつつクリアなサウンドを実現。

▲フルステージステレオスピーカーのイメージ

 

高音質から立体音響までユーザーの好みに合わせて幅広く楽しめる音楽体験

DSEE UltimateとLDAC対応の組み合わせにより、ストリーミングサービスの音源をハイレゾ級の音質で視聴できる。また、アーティストの生演奏に囲まれるような立体音響体験ができる「360 Reality Audio」や、通常のステレオ音源を立体的なサウンドに変換する「360 Upmix」にも対応。また、3.5㎜のオーディオジャックを搭載しながら、最新のBluetooth LE Audioにも対応する。

 

ゲームプレイヤーとストリーマーに向けたゲームアシスト/配信機能「ゲームエンハンサー」

リフレッシュレート120Hz駆動ディスプレイを搭載し、240Hzの残像低減技術によって動きの速いゲームコンテンツもくっきりなめらかに映し出しす。またゲームプレイのためにチューニングされた240Hz駆動高速タッチ検出によって複雑な指の動きでも素早く正確に読み取り、意図した操作を可能にする。

専用アシスト機能「ゲームエンハンサー」は、ゲーム内の暗い部分を明るく表示し、隠れている敵や障害物を見つけやすくする「L-γレイザー」や、帯域ごとの音量調節を可能とし、他のプレイヤーが近づいてくる足音など、必要な特定の音を際立たせる「オーディオイコライザー」に対応。また、パソコンやサードパーティのアプリを使わずに、ゲームプレイ中の映像と実況をYouTubeでライブ配信することも可能。配信中の画面内にテキストや画像を挿入したり、視聴者のコメントをリアルタイムで確認できたりと、簡単にゲーム実況者となって自分のプレイをリアルタイムで配信できる。さらに、録画機能はボタンを押した約30秒前から録画できる「RTレコード」に対応している。

 

 

 

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/

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