ソニーは、αシリーズとして初めてVlogなど動画撮影に特化したAPS-Cイメージセンサー搭載のレンズ交換式Vlogカメラ『VLOGCAM ZV-E10』を9月17日より発売する。カラーは、ブラックとホワイトの2色。価格はオープンで、市場想定価格はボディ本体が78,000 円前後、「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」のレンズがセットになったパワーズームレンズキットが89,000 円前後(ともに税込)。

『VLOGCAM ZV-E10』は、レンズ交換や高画質4K映像、ワンボタンで切替え可能なスローモーション撮影など、映像表現を簡単操作で実現。音声面も前方指向性の3カプセルマイクを搭載し、ノイズを低減するとともに話し手の声をクリアな音質で収音する。

また、スマートフォンやPCと接続し簡単に高画質かつ高音質のライブ配信を行うことが可能。さらに、背景を「ぼけ」と「くっきり」に簡単に選択できる背景ぼけ切り換えや、商品レビュー動画撮影時に顔と商品の間を素早くピント移動ができる「商品レビュー用設定」など、『VLOGCAM  ZV-1』で好評のVlog撮影を簡単に行える各種機能を搭載している。

本体サイズは115.2(幅)×64.2(高さ)×44.8(奥行)mm。質量は約299g(本体のみ)、約約343g(バッテリーとメモリーカードを含む)。

▲『VLOGCAM ZV-E10』でVlogを撮影する様子

 

 

主な特長

1. レンズ交換式ならではの多彩で印象的な映像表現

撮影シーンや表現したい動画内容に応じてレンズを交換することで、多彩な映像表現を高画質で実現。ソニーのEマウントレンズ群64本からレンズを選択することができる。

 

2. 印象的な表現を引き立たせる高画質と動画撮影機能

・高画質4Kおよび被写体を引き立たせる背景ぼけとスローモーション撮影
APS-Cサイズのイメージセンサーとレンズ交換により、ぼけ表現を生かした印象的な高画質4Kの映像表現が可能。有効約2400万画素のCMOSイメージセンサーExmorと画像処理エンジンBIONZ XおよびフロントエンドLSIを搭載し、高速データ処理による高画質と高い描写性能を実現。さらにフルHDでの高画質スローモーション撮影にボタンひとつで簡単に素早く切り替えることが可能。

・AIを活用し被写体をとらえ続けるオートフォーカス(AF)性能
αシリーズならではのオートフォーカス(AF)性能により、高速・高精度・高追従で人やモノなど動く被写体を捉え続ける。AIを活用した物体認識アルゴリズムにより、色や模様、被写体との距離などの空間情報を高速処理し、高精度に認識、自動追尾し続けるリアルタイムトラッキングを搭載。高い精度を実現しながら高速性と追従性に優れたファストハイブリッドAFシステムにより、被写体が次々と変わるシーンでも被写体にピントを素早く移し、被写体を捉え続けることができる。

・スキントーン(肌の色調整)と顔の明るさを美しく自然に最適化
スキントーンを搭載し、被写体の肌の色合いが美しく健康的で自然な印象になるように画質を設計。加えて、逆光時や明るい場所から暗い場所に急に移動した際などの明暗差が大きいシーンにおいても、顔を認識し、常に表情を明るく映す。また、肌を明るくきれいに見せる美肌効果を搭載。

▲スキントーン機能の作例

 

 

3. ノイズを抑制したクリアな音質

Vlog撮影に適した前方指向性3カプセルマイクを搭載することにより、前方からの集音性向上とノイズの低減を実現し、話し手の声をクリアに捉え音声を高音質に収録。同梱の専用ウインドスクリーンを装着することで、風の強い屋外では、風ノイズを大幅に低減し、クリアな声での収録ができる。また、デジタルオーディオインターフェース対応のマルチインターフェースシューを搭載しているため、ソニー製マイク(別売り)を取り付けることで、より音質にこだわった動画撮影も可能。ケーブルによる接続や電源を別で確保する必要がないため、映像制作時の機動性を高める。よりノイズの少ない高音質の音を収録可能なデジタルオーディオに対応し、離れた被写体の声も拾いやすいワイヤレスマイクロホン『ECM-W2BT』とラベリアマイクロホン『ECM-LV1』も使用可能。

▲デジタルオーディオインターフェース対応のマルチインターフェースシューを搭載

 

4. Vlog撮影に特化した機能と簡単な操作性

・撮影の自由度を高めるバリアングル液晶モニター
横方向に開くバリアングル液晶モニターを搭載、自撮り時に画角の確認ができるほか、頭より高い位置や地面近くからの撮影の際にもモニターを確認しながら撮影ができる。

 

・スローモーション撮影や動画、静止画撮影もボタン一つで切替え
日常的な動画に加え、印象的なスローモーション動画や静止画をボタン一つで素早く切替えが可能で、撮りたい瞬間を逃さない撮影ができます。切替ボタンをボディ天面に配置することで、自撮り撮影時にもモードの切替え操作を簡単に行える。

 

・背景ぼけ切り換え
ボタン一つで自撮り時の背景を「ぼけ」または「くっきり」に切り替えられる背景ぼけ切り換え機能を搭載。

・商品レビュー動画撮影時のスムーズなフォーカス切替
商品などを動画で紹介する際、フォーカスは話の流れに沿って顔から商品へとスムーズに切り替わることが求められます。従来は、フォーカスを顔から商品に移すため、手のひらをかざして顔を隠し、商品にフォーカスを合わせる必要があったが、商品レビュー用設定は、ボタン一つで顔と商品の間のスムーズなフォーカス移動が簡単に行える。

・小型・軽量デザイン/ 大容量バッテリー
αシリーズの4K撮影機能搭載カメラとして最軽量の質量343gで、連続撮影時間は最大125分を実現。また、USB Type-C端子を搭載し、撮影中の充電や給電も可能。

 

5. ライブ配信とスマートフォン・PC連携

パソコンやスマートフォンにUSBで接続することにより、高画質で高音質のライブ配信を簡単に行うことができる。またパソコンと接続し、ウェブカメラとして使用することができる。さらに、手軽にスマートフォンやタブレットにワイヤレスで接続してデータを直接転送し、保存、シェアすることができる。スマートフォンやタブレットとのBluetooth接続中は、カメラ電源がOFFでも記録メディア内の静止画や動画をスマートフォンに転送できるため、スマートフォンから簡単に画像を閲覧することが可能。

 

製品紹介動画

 

 

◉製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/ZV-E10/index.html

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/