※このウェビナーは2021年3月3日に開催したものです。

本ウェビナーでは、人間(メンバー)と楽器以外はすべてBlenderによる3DCGで作成したミュージックビデオ「Everything Lost」を例に映像ディレクター・VFXアーティストの涌井 嶺@Ray_T6L)さんが「マテリアル・テクスチャマッピング」について解説していきます。

そもそも「マテリアル」「テクスチャ」「シェーダ」って何?というところからスタートし、MVの実際のシーンをどうやってテクスチャマッピングしていったかを紹介します。

 

涌井さんが制作したミュージックビデオのメイキングムービーです。まずはこちらをご覧ください。

 

●ウェビナー本編を見る

本映像は、2021年3月3日に行われたライブ配信のアーカイブとなります。

 

●Blenderの基本操作解説

5月号特集で監修を務めてくださったTaka Tachibanaさんのチュートリアル動画です。各ウェビナーでは基本操作の解説はしませんので、Blender初心者の方はこちらの動画をご覧いただいてからウェビナーにご参加ください。

 

 

●講座の内容

1.イントロ

 ー自己紹介、作品紹介

2.基礎編

 ーマテリアル、シェーダ、テクスチャって何?

 ーBlenderでのマテリアル設定

3.実践編

 ―実例① 画像1枚から建物を作る

 ―実例② テクスチャマッピングを利用してドラム缶を作る

4.発展編、まとめ

 -自主制作MV「Eerything Lost」のマテリアル・テクスチャマッピング使用実例

 ーシェーダーノードの可能性

 

▲テクスチャからビルの作成。テクスチャの中で出っ張っている部分を押し出して立体感をつけているところ。

テクスチャからビル作成の方法で量産した自作ビルアセット。

▲Cell FractureアドオンとBlenderの物理演算機能により実現したビル崩壊シーン。

▲屋上シーンカメラトラッキング。グリーンバックに貼ったトラッカーを使い、撮影時のカメラの動きを再現した。

▲屋上シーン俯瞰。雨上がりの地面はシェーダノードにより作成。スタジオ内で撮ったメンバーの素材を屋外に配置しているため、ライティングを合わせるためにかなり工夫している。

▲路地裏シーン(ティザー1:13~)で使用したアセット。全てローポリだが写真テクスチャで情報量を補っている。

 

 

●講師

涌井 嶺 (Ray Wakui)

1993年生まれ。映像ディレクター・VFXアーティスト。幼少期より絵を描くのが好きで、中学の頃は趣味でゲーム制作をしていた。東京大学、同大学院卒業。在学中は航空宇宙工学を学ぶ。大学時代にネットで募集したメンバーとバンドを組む。そのバンドのMVを自主制作したのが映像制作のきっかけ。2019年末、昔から憧れだった3DCGを使ったMVを自身のバンドで制作すると決め、独学でBlenderの勉強を始める。メインツールはAfter Effects / Premiere Pro/ Blender

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