サブスクVSW133「少数精鋭VFXチームが教える『作業効率化と演出力を高めるMV制作ワークフロー』」


※このウェビナーは2022年9月2日に開催したものです。

 

本ウェビナーでは、映像制作技術という側面から労働環境を捉えます。今年、VFX専門の映像制作チーム・VeAbleを立ち上げた涌井嶺さんと、VeAble創設メンバーで映像ディレクターのMONAさんを講師に迎え、労働問題を解決する手段として、VFXの活用について考えます。演出の幅をどのようにして広げるのか、作業はどう効率化できるのかなど、VeAbleが手掛けたMV「LADYBUG」(Noah Sato)を例に、ワークフローを解説していきます。

 

●本編の動画

本映像は、2022年9月2日に行われたライブ配信のアーカイブとなります。

 

●講座の内容

1.VeAbleを立ち上げた経緯

・韓国と日本国内のMV制作規模の違いを、VFXで埋められないか。
・「CGっぽさ」「合成っぽさ」からの脱却。
・同じ予算、撮影期間の中での演出。

2.BlenderによるVFXを使った映像制作の可能性

・VFXってそもそも何?
・オープンソースのソフトによる個人制作VFXが可能になったことで、これから変わっていくこと
・個人・少数のVFX制作で必要なこと

3.MV「LADYBUG」(Noah Sato)のワークフロー解説

従来のMV制作の問題点をVFXがどう解決するのか。制作工程やポイントを実例を交えて解説していきます。撮影はもちろん、エフェクトやライティング、グレーディングまで、制作の裏側をわかりやすく説明。またBlenderなど使用ソフトについての解説も行います。

…プリプロ/撮影/オフライン/キーイング/3DCG制作/コンポジット/グレーディング/オンライン

4.全体をディレクションできるVFXチームを目指して

MVに登場する3DCGの背景

 

グリーンバックで撮影

 

合成したままの画

 

人物の馴染ませ作業を行なった画

 

背景のCGはBlenderで作成

 

スタジオ全景

 

スタッフによる撮影準備風景

 

 

●登壇者

涌井 嶺(Ray Wakui​)

1993年生まれ。VFXアーティスト・映像ディレクター。
映像作家100人2022選出 / VFX Awards JAPAN 2022 優秀賞受賞。

2021年、人物以外フルCGの実写合成で制作したMV「Everything Lost」が大きな話題を集めた。その後は実写合成や3DCGのノウハウを生かし、手越祐也、ゴールデンボンバー、中島美嘉、 ずっと真夜中でいいのに。など著名アーティストのMVやCMでリードVFXアーティストを務める。

 

MONA

1995年生まれ。映像ディレクター。2016 年ごろより映像制作をスタート。
アイドルのMVや番組のオープニング、ファッション・ビューティーの広告映像等、 トレンドを意識した色彩表現のある映像を得意とする。神宿 FANTASTIC GIRL MV、JO1展、彼とオオカミちゃんには騙されないOP、佐藤ノアLADYBUG MVなど。

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