Photoshopといえば写真のための画像編集ソフトという印象が強いかもしれません。しかし、映像作品のなかでPhotoshopを活用しているクリエイターも多くいます。9月号の特集ではPhotoshopを使ったクリエイターと映像表現にフォーカスし、実際の作品をはじめ、作品づくりにおけるクリエイターの思考、制作で役立つTIPSなどを紹介していきます。また、動きを作るために欠かせないAfter Effectsとの連携も合わせて紐解いていきます。

写真の組み合わせで生まれる連想と物事の多面性…いかにしてコラージュ作品を制作するか

この講座では、CMや雑誌などで活躍する映像作家/コラージュ作家の五反田和樹さんを講師にお迎えして、Photoshopを使ったコラージュムービーの技法を学びます。解説していただく作例は、昨年8月に公開されたCreepy Nuts『堕天』のMV。コラージュと実写を融合させながらどこか奇妙でポップな世界観が展開するこの作品のコンセプトや具体的な制作フローはもちろん、複数の写真が組み合わさることによって生まれる連想、そこから立ち上がってくる物事の多面性…など、コラージュ作品ならではの考え方も五反田さんに解説していただく予定です。

▼Creepy Nuts『堕天』MV

 

●ウェビナーの動画を見る

本映像は、2023年6月22日に行われたライブ配信のアーカイブとなります。

 

●登壇者

五反田和樹(ごたんだ かずき)

映像作家/コラージュ作家
広告代理店でディレクターを務めながら映画作家を目指し、映像制作をメインとしてグラフィックデザイン等も手掛けるfilmoutとして2007年に独立。技法として平面、映像、文章などのコラージュを用いるがコラージュ自体が目的ではなく、自身のアーティストステートメントを元にあくまでも主観と客観の齟齬や認識の外側などをテーマとして持っている。実写との融合や新しい表現を模索しながら制作を続けており、撮影以外はほぼ単独で個人主義的な進行。

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講座の内容

・自己紹介・仕事紹介
・Creepy Nuts『堕天』MVの企画とコンセプト
・コラージュ作品の制作の進め方
・制作フロー全貌解説
・撮影方法とメイキング
・素材の整理方法
・まとめ

▼Creepy Nuts『堕天』MVの作業画面