小さい! 軽い! ポケットサイズのジンバル・DJI Pocket 2は日常使いに最適だった


Vlogやホームビデオ、テレビ番組のタレントカメラなど手軽に使えるポケットジンバル・DJI Osmo Pocketの後継機となるPoket 2が登場。16歳のフォトグラファーとして活動するキョウノオウタさんに普段使いのポケットカメラとして使ってもらい、使用感をレポートしてもらった。

レポート●キョウノオウタ

 

小さい、軽い。そして即座に撮影に入れる

10月31日に発売されたDJI Pocket 2をお借りできる機会があったので、レビューしてみようと思う。上写真の右手に持っているのがDJI Pocket 2。ポケットの名の通り、ズボンのポケットに収まってしまうほどのサイズ感。重量は単体で質量が117g。先日発売されたiPhone 12 miniが133gなので、それよりも軽いのには驚きだ。電源を入れてから起動の速さ。RECボタンを押すだけで撮れる、難しい操作を要求されない安心感。ポケットから取り出してすぐ使える操作性はいつでも、どこでも、誰でも使える、

焦点距離は前モデルが26mm(35mm判換算)なのに対し、20 mmとワイドになった。開放F値もF2.0からF1.8となり(製品の詳細はこちら )、映像を仕事にしてる人にも刺さるスペックだろう。普段は写真の仕事をメインに活動している筆者だが、最近、知人や友人達がVlogを始め出したことも手伝って、興味があった。今回は横浜出張のお供にDJI Pocket 2を連れ出してみた。

 

日常使いには申し分なしだが、バッテリーには難あり

Vlogを撮ってみた率直な感想としては、撮影していて楽しかった。DJI Pocket 2の魅力はなんと言っても片手で撮影できるサイズ感と操作性で、被写体となる周囲の人にも変にカメラを意識させずに済むので自然な表情撮れた。

 

左の赤丸がRECボタン。右のボタンは1度押すと静止画と動画の撮影モードが切り替えられる。2度押しでジンバルが正面にリセットし、3度押すとセルフィーモードになる。電源はボディ横にあるボタンと、片手だけで操作が完結してしまうシンプルさだ。フルオートで気軽にキレイな映像が映像が撮れてしまうDJI Pocket 2。片手で撮影をしながら、もう一方の手ではスマホを使える余裕もあるので、撮影に集中し過ぎることなく、旅やイベントを楽しみながら使えそうだ。重量も軽いため、冒頭の写真のような斜め上からの自撮りも苦には感じなかった。

ただ難点もある。バッテリーが内蔵式なのだ。メーカーは最大駆動時間は140分と公表しているが、体感ではもう少し短く感じた。バッテリーが交換式でないため、残量を気にしながら撮影するとなると少しストレスに感じるかもしれない。

 

そしてフレアも出やすい。少し逆光気味で撮影すると、高確率でフレアが発生した(動画12秒~)。それでも、撮れた映像は驚くほど手ブレをしていない。最後の映像は高速道路を軽トラから撮影した映像なのだが、驚くほどに滑らかだ。

 

初代からの進化と、痒いところに手が届く「Creatorコンボ」

▲左:ワイコンなし。右:ワイコンあり。

 

▲付属のワイコンを装着した状態(15mm)

 

▲ワイコンを外した状態(20mm)

初代Osmo pocketの画角は35mm換算で26mmに対し、DJI Pocket 2は20mmと広角に。さらにミニ三脚などのアクセサリーとのセット「Creatorコンボ」に付属するワイドコンバージョンレンズを装着すれば15mmの画角で撮影ができる。

 

▲本体液晶下にはスマートフォンと接続するためのLightning端子、USB-C端子のほか、新たにジョイスティックが付属する。

 

 

▲付属のLightning端子でiPhoneと接続した状態。

 

モニター下には以前のモデルからあったポートに専用アダプターでスマートフォンを接続できるほか、今回は「ミニ操作スティック」が付属している。「ミニ操作スティック」はジョイスティックとボタン一つを備えており、片手だけでカメラのパン・チルト操作とズーム操作が可能になる。また、「Creatorコンボ」ではさらにワイドコンバージョンレンズやワイヤレスマイクなど魅力的なアクセサリーも用意されている。

 

▲Creatorコンボに付属するワイヤレスマイク。Do-It-Allハンドルを取り付けるとイヤホンを取り付けられるが撮影中の音のモニタリングはできない。

 

手の小さい筆者は気にならなかったが、DJI Pocket 2単体では小さくて持ちづらいと感じる人が多いようだが、そういう人は拡張ボックスの「Do-It-Allハンドル」を延長ハンドルとして常に装着した状態が良さそうに感じた。また、このDo-It-Allハンドルを取り付けると、Wi-Fiでスマートフォンを接続して使えるほか、イヤホンジャックを使うこともできる。

 

まとめ

バッテリーの持続時間はやや物足りないと感じてしまったが、USB給電をしながらの運用には対応しているようで、モバイルバッテリーを併用する選択肢もある。家庭用カメラやVloggerのニーズを満たす一方で、趣味でスケートボードを最近始めた筆者としても欲しくなる商品だった。そして何気ない点だが、マイクロ三脚アクセサリーを取り付けなくてもDJI Pocket 2単体で机に置いて撮影できたのはうれしい(動画26秒〜。オススメはしません)。

▲DJI MimoのAI編集機能。使いたい素材を選んで「編集」ボタンを押すだけで自動で映像編集してくれる。

 

フルオートなら本体液晶だけでも充分なDJI Pocket 2。さらにスマホアプリDJI Mimoでは撮影素材を選ぶだけで自動で編集してくれる「AI編集」やプリセットに従って撮影をするだけで映像ができ上がる「ストーリーモード」など、オシャレな動画を簡単に作れる機能もある。最近お子さんが生まれたあの人や、スケートボードのトリックをSNSに上げている友達。DJI Pocket 2が合いそうな知り合いが頭に浮かんでくる。そんな機材だった。

 

 

●製品情報

https://www.dji.com/jp/pocket-2