これまで開催したVIDEO SALON WEBINARの中から、今月は『XR LIVE』特集を紹介します。
XRとはVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、SR(代替現実)の総称のこと。
バーチャル空間のなかで現実さながらに行われるライブやリアルの会場とリンクして行われるものなどその形は様々。
ウェビナーではXR LIVEとはなにか? そして、バーチャルアーティストやリアルライブの実例をもとに
そのライブ演出や技術、配信機材などについて解説します。
サブスク(VIDEO SALONプレミアムコンテンツ)では今回紹介するウェビナーのほか、過去のアーカイブを月額5500円からご視聴いただけます。
VSW102「テクニカルアーティストに学ぶ Unityで作るバーチャルライブ演出の技法」
本ウェビナーではテクニカルアーティストとして活躍するMurasaqiさんを講師に迎え、自身がテクニカルディレクターとアーティストの双方を務めたXR LIVEの実例をもとに、Unityを駆使したワンランク上の演出の作り方を解説します。
自作のカメラスイッチングシステムをはじめ、ライティングとポストエフェクトによるライブ映像の質感の作り方、リリックモーションなどの演出効果などについて技術的な解説も交えてご紹介していきます。
●講座の内容
1.自己紹介・お仕事の紹介
2.Unityを活用したXR LIVEとは?
3.VTuberライブでもURP or HDRPを使おう
4.ワンランク上の演出のために使いたいUnityの機能紹介
・Timeline
・ShaderGraph(ノードベースのシェーダーエディター)
・VFXGraph(ノードベースのパーティクルシステム)
・ポストエフェクト(被写界深度、レンズエフェクト、カラーグレーディング等)
5.演出を作る上で知っておきたいライブの知識
6:デモプロジェクトによる実演・解説
●登壇者
Murasaqi(むらさき)
大学卒業後,ライブ、広告、エンターテインメント産業においてプログラマーやエフェクトアーティストととして活動を開始。主にゲームエンジンを用いたリアルタイム表現を得意としアーティストとデベロッパーの両方の性質を併せ持つ。
VSW103「ライブ体験を高める配信システム最前線『リアルな現場からアプローチするXR LIVEクリエイション』」
同ウェビナーでは数々のバーチャルアーティストのイベント・ライブにおいて、配信プロデュースを手がけてきたCAMBR(キャンバー)代表の飯寄雄麻さんを講師に迎え、サンリオ初のバーチャル音楽フェス「SANRIO Virtual Fes in Sanrio Puroland」で映像体験価値を高めるテクニックや、飯寄さんが手がけたXRライブの配信システムの紹介など、現場経験をもとにXR時代の配信技術のノウハウを解説していきます。
●講座の内容
1.自己紹介・お仕事の紹介
2.XR LIVEをはじめた経緯
3.XR LIVEの種類
4.ARライブについて
▶現場配信システム
▶スタッフ構成
▶制作の工程.etc
5.VRライブについて
▶Unityベースのスイッチングシステム
▶映像体験価値を高めるバーチャルカメラセッティング
▶開発者とのコミュニケーションやテクニカルディレクション.etc
6.SANRIO Virtual Fes総合演出・篠田利隆さんとのトークセッション
●登壇者
飯寄雄麻(Iiyori Yuma)
広告代理店を経て、株式会社ロフトワークや2.5Dに従事。プロデューサーとしてデザインコンサルティングファーム・THINKRに2017年12月まで所属し、DAOKOやORESAMAなどのイベント・番組制作を担当。その後独立し、2019年10月にクリエイティブユニオン・CAMBR(キャンバー)を設立。自身でもイベント『VIRTUAFREAK』を立ち上げたほか、数々のバーチャルアーティストに関するイベント・ライブをサポートしている。
ゲスト
篠田利隆(Shinoda Toshitaka)
異次元TOKYO
映像ディレクター・プランナー
オタクカルチャーを中心に映像の演出を軸にイベントやライブ、VRなどの演出も手がける。
実写からアニメに3Dまでリアルからヴァーチャルまで次元を超えた演出家。
WEB/Twitter
VSW104「Unity上でムービングライトを制御する技術と実演」
本ウェビナーでは、NHK紅白歌合戦、TWICE Dome Tour、湊あくあソロライブ、KAGUYA LUNA LIVEなど、数々の演出開発を手掛けてきたKodai Takaoさん(株式会社stu)をお招きして、数々のVRライブにて使用されてきた実績のある、Unity上で簡単にムービングライトの制御ができるようになるパッケージLightBeamPerformanceをご紹介し、Timeline拡張の実装方法や機能を実演していただきます。
●講座の内容
- 自己紹介・会社紹介
- Unityを活用したリアルタイムライブ実績紹介
- ライブ現場のお話 (制作の流れや、組織体制など)
- ライブ現場の照明制御の話 ArtNet、sACNについて
- 実際に開発した「SyncSystem」機能群のご紹介
- 簡易照明シミュレーション「LightBeamPerformance」パッケージのご紹介
- Timeline拡張について
- デモを触りながら機能実演
●登壇者
Kodai Takao
株式会社stu Producer / CG Technical Director。
NHK紅白歌合戦、TWICE Dome Tour、湊あくあソロライブ、KAGUYA LUNA LIVEなど、数々の演出開発を手掛けた若干26歳。Unityでの開発をベースにライブエンタメ分野で活動中。
VSW106「TouchDesigner+UE4+Unityで映像演出!『EXPANDEDとその後~もうひとつのXR』」
本ウェビナーは、約1年前、大阪・味園ユニバースで開催されたCOSMIC LAB主催のXR AudioVisual ショーケース「EXPANDED」にて、それぞれ独自の切り口でXRライブパフォーマンスを展開した COSMIC LAB とBACKSPACE Productionsの両チームから、「もうひとつのXR」をテーマにして、それぞれのXRという表現への解釈や、表現を実現するにあたってのシステムの構築手法、その後、約1年間でどのようなことに挑戦しているかについてお話します。
●講座の内容
- COSMIC LAB、backspacetokyoの紹介
- XR AudioVisual ショーケース「EXPANDED」とはどういったイベントだったのか?
- EXPANDED でやったこと、システムの解説
- EXPANDED その後、各チームのアップデート
- 質疑応答
●登壇者
比嘉 了(Higa Satoru)
1983年生まれ。ビジュアルアーティスト/プログラマ。リアルタイム3Dグラフィックス、コンピュータービジョン等の高度なプログラミング技術と多種多様なプロジェクトに関わった経験を生かし、インスタレーション、舞台演出、VJ、ライブパフォーマンス、VR作品など幅広い制作活動を行う。2019年よりBACKSPACE Productions Inc を設立。
COSMIC LAB
VJ Colo Müller 主宰。ダンスフロアから世界遺産までを舞台に、可視と不可視が交わるオーディオ・ヴィジュアルの体験を通じて認知の拡張を探求する。代表作は、総勢100名の僧侶の声明とライブヴィジュアルが融合した「高野山1200年の光」や、FUJIROCK 2021で初演のEYE(BOREDOMS)率いるFINALBY( )でのXR_VJ。