株式会社JVCケンウッドは、ホームプロジェクターの新商品として8K映像表示に対応したD-ILAプロジェクター「DLA-V9R」と4K対応D-ILAプロジェクター「DLA-V7」、「DLA-V5」の計3モデルを10月下旬より発売する。価格はオープン(メーカー希望小売価格は「DLA-V9R」2,000,000円、「DLA-V7」1,000,000円、「DLA-V5」750,000円)。

「DLA-V9R」は、独自の「8K/e-shiftテクノロジー」を搭載。家庭用のプロジェクターとして世界初の8K高精細映像表示(8192 x 4320画素)を実現。大画面でも、より緻密で臨場感あふれる映像を再現するという。また、「DLA-V7」、「DLA-V5」は、ネイティブ4Kモデルとして、精細感ある4K映像を再現できる。

<「DLA-V9R」固有の主な特長>
①「8K/e-shiftテクノロジー」を搭載し、8K(8192 x 4320画素)解像度表示を実現
1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増化する高解像度表示技術「e-shiftテクノロジー」と、0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスの組み合わせによる「8K/e-shiftテクノロジー」を搭載。独自の高画質技術「MultiplePixel Control」により、フルHDや4K映像を高精細な8K(8192 x 4320画素)映像に変換し、より実際の被写体に近い、緻密で臨場感あふれる映像を実現。

②大口径100mmの16群18枚オールガラス・オールアルミ鏡筒レンズを搭載
16群18枚オールガラス・オールアルミ鏡筒レンズを搭載。また、上下100%、左右43%という広いシフト範囲を確保しながら画面の隅々まで高解像度を映しきるため、100mmの大口径で、R/G/Bの屈折率の違いを加味した5枚の特殊低分散レンズを採用。これによりシフト時の色収差・にじみなどを抑え、8K解像度を忠実に再現することができる。

<「DLA-V7」、「DLA-V5」共通の主な特長>
・15群17枚のオールガラスレンズを採用した口径65mmのレンズ
15群17枚のオールガラスレンズを採用した口径65mmのレンズを搭載。画面周辺部にいたるまでフォーカスの合った4K高解像度映像を再現できる。

<3モデル共通の主な特長>
①性能向上を実現した新0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイス
「DLA-Z1」(2016年12月発売)に採用した0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスを平坦化、反射効率アップなどのプロセス改善を行い、性能の向上を実現。「D-ILA」独自の狭ピッチ画素プロセスにより大画面でも格子が見えにくい、4Kネイティブならではの滑らか、かつ高精細な映像表現が可能になった。

②新開発のネイティブ4K「D-ILA」デバイス用デジタルドライバーLSIを搭載
R/G/Bごとに、3枚のネイティブ4K「D-ILA」デバイスを同時に120fpsで高速駆動させるため、新たに専用ドライバーLSIを開発。膨大な情報量を瞬時に処理するために、最新テクノロジーの広帯域メモリであるHBMを採用し、シリコンインターポーザーにて接続することで、超高速駆動を実現する。

③超高圧水銀ランプと高効率化した光学エンジンの組み合わせにより2,200lmの高輝度
265Wの超高圧水銀ランプと高効率化した光学エンジンの組み合わせにより2,200lmの高輝度を実現。

④ネイティブコントラスト100,000:1、ダイナミックコントラスト1,000,000:1によるリアルな黒を再現
0.69型4K「D-ILA」デバイスとワイヤグリッド採用の光学エンジンにより、ネイティブコントラスト「100,000:1」、入力映像を解析し黒レベルを自動制御する「インテリジェント・レンズ・アパーチャー」との組み合わせで、ダイナミックコントラスト「1,000,000:1」を実現。

⑤豊富な映像情報を持つHDRコンテンツに対応
HDRコンテンツの持つ、輝度レンジの拡張や、BT2020といった広色域、10bit階調等の豊富な映像情報に対応。UHDブルーレイに採用されているHDR10方式に加え、放送などで採用されるHLG方式のコンテンツも忠実に再現できる。

⑥HDR10コンテンツを最適な画質に自動調整する独自の「オートトーンマッピング」機能を新搭載
HDR10コンテンツの明るさ情報を示すマスタリング情報に基づき、自動的に画質調整を行う「オートトーンマッピング」機能を新たに搭載。コンテンツごとに明るさの異なるHDR映像が最適に視聴できるよう、画質を自動的に調整する。

⑦当社独自の残像低減技術「Clear Motion Drive」の精度を向上
独自の残像低減技術「Clear Motion Drive」は補間アルゴリズムが見直され、境界における動き補償精度を大幅に向上。従来よりも多くのフレームを参照することで動き予測の精度を向上させるとともに、フレーム遅延の短縮を実現。さらに、“弱”設定ではフィルム等で採用されている24コマ/秒の味わいを残したデジャダー感を追求。

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