東芝はハイビジョンレコーダー「VARDIA(ヴァルディア)」シリーズの新製品RD-E1004K/RD-E304Kの2モデルを8月上旬に発売する。ともにエントリーモデルの位置づけとなるが、RD-E1004Kは1TBという大容量のHDDを備える。RD-E304Kは320GB。VHSビデオからの買い替えユーザーを意識して、「かんたん予約機能」など初心者にも使いやすい機能を満載している。


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メインターゲットは「見たら消す」重ね録り派のVHSビデオからの買い替えユーザー
DVDを搭載したHDDレコーダーの普及が進むにつれ、「録画して一度見たら消す、あとはレンタルソフトの再生だけ」という使い方がメインのライトユーザー層がVHSビデオからHDDレコーダー、さらにハイビジョンレコーダーに移行しつつある。彼らが求めるのは、「いっぱい録りだめできる」大容量のHDD。RD-E1004Kはそうしたニーズに応えるべく1TBの大容量HDDを搭載した。この容量で、地上デジタル放送をハイビジョン画質(17Mbps)で約129時間、標準画質(MN1.0Mbps)で約1,788時間録画することができる。
エントリーユーザーに使いやすい機能を満載
HDDの容量以外は基本的に2モデル共通で、エントリーユーザーを強く意識した機能設定がされている。例えば、日付とチャンネル、番組開始時間を設定するだけで予約ができる「かんたん予約」や、電子番組表から「録画」ボタンを押すだけで予約が完了する「番組表一発予約」。このほか電源投入時に起動してやりたいことを選ぶだけの「スタートメニュー」、番組本編だけを簡単に視聴できる「おまかせプレイ」、不要になった番組などをごみ箱に入れ、電源を切ると自動的に空にしてくれる「ごみ箱自動削除」など、初心者が使いやすい使いやすさと分かりやすさを追求した機能を多数搭載している。
チューナーは地上・BS・CSデジタルハイビジョンのみとしてまもなくサービスが停止するアナログ波のチューナーを廃止、設定や切り替えをシンプルにしている。また、外部CATVチューナーと連動し、予約や制御が行える「CATV連動」機能も搭載している。同社の液晶テレビ「レグザ」との「レグザリンク」についても、初期設定画面で容易にリンクをオンにでき、連動して電源のオン・オフを操作可能だ。さらに通常のリモコンに加え、よく使う操作ボタンだけを集めた「シンプルリモコン」を採用、「録る」「見る」「消す」の操作が素早く行える。
記録メディアは内蔵HDDのほか、DVD-RAM 2X-5X-SPEED、DVD-R for General/1X-6X-SPEED、DVD-R DL for General/4X-8X-SPEED、DVD-RW 1X-6X-SPEED(Ver.1.0を除く)に対応。再生はDVD-RAM、DVD-R/R DL、DVD-RW、DVD-Videoのほか、音楽CDやCD-R/RW(CD-DAフォーマット)の再生も可能だ。
従来機種RD-E303より約94mm短くした奥行253mmのコンパクトボディで、消費電力もRD-E304Kで約15%削減、待機時消費電力も2.9W(アンテナ出力切換設定:切)に抑えるなど、環境にも配慮した設計になっている。
RD-E1004K オープン価格(推定65,000円前後)
RD-E304K  オープン価格(推定50,000円前後)
問:東芝DVDインフォメーションセンター
0120-96-3755(携帯電話用ダイヤル0570-00-3755)