DJI、スタビライザー「DJI RS 4 / RS 4 Pro 」と独⽴型⾃動マニュアルフォーカスレンズ制御システム「DJI Focus Pro」を発売

DJIは、軽量の業務⽤スタビライザー『DJI RS 4』、フラッグシップスタビライザー『DJI RS 4Pro』、独⽴型⾃動マニュアルフォーカス（AMF）レンズ制御システム『DJI Focus Pro』を4月9日より発売する。ラインナップと価格は以下のとおり。

・DJI RS 4： 66,000円
・DJI RS 4コンボ： 79,200円
・DJI RS 4 Pro： 99,000円
・DJI RS 4 Proコンボ： 123,200円
・DJI Focus Pro クリエイターコンボ： 127,600円
・DJI Focus Pro オールインワンコンボ： 261,800円

『DJI RS 4』は、軽量の業務⽤スタビライザー。向上した効率性と安定化性能で縦向き撮影を⼀新。チルト軸アームが長くなり、積載量3kgに対応。大容量バッテリーグリップを使えば駆動時間を延長可。

『DJI RS 4Pro』は、フラッグシップスタビライザー。DJI PROのエコシステムとシームレスに連携し、安定化機能、伝送、モニタリング、フォーカス、制御を組み合わせたソリューションを実現。LiDARフォーカスに対応し、20m内で76,800の測距点を検知可能。全軸でモータートルクを20％向上し、積載量が4.5kgに対応。

『DJI Focus Pro』は業界初の独⽴型⾃動マニュアルフォーカス（AMF）レンズ制御システム。AMFモードでは、機械制御と手動制御の連携で焦点位置を調整可能。

DJI RS 4

『DJI RS 4』は、軽量なボディに3 kgまでのミラーレスカメラとレンズのセットアップを搭載可能。前モデルと⽐較して、チルト軸が8.5 mm延びたことでNDフィルターなどのアクセサリーを追加することが可能に。

⼤容量バッテリーグリップと組み合わせることで、バッテリー駆動時間が約2.5倍⻑くなり、撮影を中断することなくスムーズに撮影できる。

さらに、縦向き撮影の安定性を向上し、⾛りながらの撮影やローアングルショットなどのダイナミックなシーンでも簡単にブレを補正する。

新設計の⽔平プレートを搭載し、第2世代縦向き撮影にネイティブ対応。縦向き撮影へのシームレスな切り替えを実現し、映像制作の効率性を向上。

アップグレードした⾃動軸ロック機能で、ジンバルのブレを最⼩限に抑えながら、迅速な起動、移動、収納を可能にする。3軸すべてにテフロン加⼯を施し、よりスムーズなバランス調整を実現。微調整ノブにより、カメラやレンズの交換時に正確な調整が可能。

さらに、OLEDタッチ画⾯の⾃動画⾯ロックにより、不慮の接触を防ぐだけでなく、バッテリーの電⼒も節約できる。

Bluetooth経由のワイヤレス制御に対応。デュアルモードBluetooth技術で、カメラシャッターとレンズズームの遠隔操作が可能となり、カメラとシームレスにペアリングして簡単に再接続できる。DJI Focus Proモーターと組み合わせることでフォーカスとレンズズームのスムーズな調整が可能になり、モーター速度が30％向上。

新たに搭載したジョイスティックモードスイッチは、ジョイスティックモードを、ズーム制御とジンバル制御間ですばやく切り替え、撮影現場でのユーザー体験と効率をさらに⾼める。カスタム可能なトリガー機能がFPVモードに対応し、ダイナミックな視点での撮影を実現。

ジンバルモードスイッチにより、多様な撮影要件に適応するために、様々なモード間の迅速な切り替えを容易に⾏える。さらに、モーションラプス、トラック、パノラマなどのインテリジェント機能を搭載。

RSA通信ポートを搭載し、DJI RS テザー制御ハンドルやサードパーティ製オプションといったアクセサリーとの接続性が向上。

さらに、新しいBG70⼤容量バッテリーグリップに対応し、2時間半の充電で729時間半のバッテリー駆動時間を実現。USB-C経由でカメラやアクセサリーへの電⼒供給にも対応。また、DJI Ronin 映像トランスミッターを使⽤した統合的な撮影体験が可能となり、⾼解像のライブ映像とリモート制御機能を実現。その他、RS BG30バッテリーグリップやRSフォーカスモーターなど幅広いアクセサリーのエコシステムに対応。

▲『DJI RS 4』：ジンバル、BG21バッテリーグリップ、USB-C充電ケーブル、レンズ固定サポート、延⻑⽤グリップ／三脚（プラスチック製）、クイックリリースプレート、マルチカメラ制御ケーブル、ねじキット

▲『DJI RS 4コンボ』：ジンバル、BG21バッテリーグリップ、USB-C充電ケーブル、レンズ固定サポート、延⻑⽤グリップ／三脚（プラスチック製）、クイックリリースプレート、マルチカメラ制御ケーブル、ねじキット、ブリーフケースハンドル ×1、Focus Proモーター、Focus Proモーターロッドマウントキット、フォーカスギアストリップ、マルチカメラ制御ケーブル（2本⽬）、キャリーケース × 1

DJI RS 4 Pro

カーボンファイバー設計で4.5 kgまで積載可能。ミラーレスカメラやシネマカメラとレンズのセットアップに最適です。RS 4 Proは、軸テフロン加⼯を施し、ロール軸に⼆つのローラーベアリング、チルト軸には微調整ノブを備え、スムーズかつ正確なミリメートルレベルでの調整が可能。

また、第2世代縦向き撮影ネイティブ対応、⾃動ロック対応のOLEDタッチ画⾯、ジンバルのブレを軽減した進化した軸ロックなどの特⻑を備えている。

全軸でモータートルクを20％向上し、重量のあるカメラやアクセサリーを使⽤しても、正確で応答性の⾼いトラッキングを実現。

カーマウントモードの追加により、スタビライザーは⾞両撮影時のアルゴリズムを最適化し、揺れのある状態でも安定した撮影を保証するとしている。第4世代RS安定化アルゴリズムにも対応し、安定化性能が強化され、同時に、カメラの動きを直感的に感じることができ、ダイナミックなシーンでも秀でたブレ補正性能と安定性を発揮する。

77％増加した76,800もの測距点で、効果的にハンチング現象を低減しながら、被写体となる⼈物の輪郭検知精度を向上。また、被写体（⼈）の撮影距離が20 mとなり、前モデルの約3倍の距離まで向上しています。さらに、次世代ActiveTrack Proが⾼度なAIアルゴリズムとLiDAR技術を活⽤し、過酷な環境でも確実に被写体をトラッキングする。デュアルフォーカス&ズームモーターにDJI Focus Proモーターを組み合わせることで正確なレンズ制御を実現。

遠隔操作システムにより、リモートでのジンバル操作とスマートなフォーカスアシストが可能。チーム撮影では、ジンバルオペレーターがDJI Master Wheels、DJI Ronin 4Dハンドグリップ、DJI⾼輝度遠隔モニターを介し、RS 4 Proジンバルを制御することが可能。⼀⽅、フォーカスプラーは、⾼輝度遠隔モニター上でLiDARウェーブフォームを有効にしてスマートなフォーカスアシストを実現し、Focus Proハンドユニットを使⽤して、精度の⾼い制御を実⾏することができる。

DJI RS BG70⼤容量バッテリーグリップを使⽤すると、RS 4 Proのバッテリー駆動時間は最⼤29時間まで延⻑できる。PD⾼速充電機能に対応し、2時間半で急速フル充電17に達する。さらにグリップは、USB-Cポート経由で最⼤18Wまでカメラとアクセサリーへの給電に対応。

DJI RS 4 Proは、制御⽤の⾼度なエコシステムの⼀つとしてDJI PROラインアップに加わり、DJI PROの撮影性能を向上。DJI Focus Proレンズ制御システムとのシームレスな連携が可能なため、フォーカス、絞り、ズームを包括的に制御できる。

DJI Focus Pro LiDAR – DJI Transmission ケーブルハブを使⽤することで、設定の連携と電源供給をシームレスに⾏うことができる。また、Focus Pro LiDARとDJI映像トランスミッターを同時に充電することができる。

▲『DJI RS 4 Pro』：ジンバル、BG30バッテリーグリップ、USB-C充電ケーブル、レンズ固定サポート（延⻑⽤）、延⻑⽤グリップ／三脚（⾦属製）、クイックリリースプレート、ブリーフケースハンドル、マルチカメラ制御ケーブル、ねじキット、キャリーケース

▲『DJI RS 4 Proコンボ』：ジンバル、BG30バッテリーグリップ、USB-C充電ケーブル、レンズ固定サポート（延⻑⽤）、延⻑⽤グリップ／三脚（⾦属製）、クイックリリースプレート、ブリーフケースハンドル、マルチカメラ制御ケーブル、ねじキット、キャリーケース、DJI Ronin 映像トランスミッター、Focus Proモーター、Focus Proモーターロッドマウントキット、フォーカスギアストリップ、スマートフォンホルダー、下部クイックリリースプレート（延⻑⽤）、追加ケーブル

DJI Focus Pro

『Focus Pro』は、LiDAR、モーター、グリップ、ハンドユニットモジュールで構成されるモジュール式設計の独⽴型LiDARフォーカスシステム。

刷新されたDJI Focus Proグリップは、2時間半のシステム電源供給、直感的なビジュアル操作、15種類のレンズに対応した⾃動キャリブレーションとデータストレージ、シームレスに録画を開始／停⽌するBluetooth接続により、卓越した汎⽤性を実現。

フルカラータッチ画⾯を搭載したグリップで、LiDARとモーターのパラメーターの調整が可能となり、LiDARから⾒たリアルタイムビューを表⽰することで、使⽤する間、オペレーターが全体的な状況を把握することができる。

▲DJI Focus Proグリップ

LiDARシステムは、被写体（⼈）の撮影距離が最⼤20 mまで延⻑され、これは前モデルと⽐較すると約3倍に向上。また、70度の超広⾓FOVにも対応。76,800もの測距点と、30 HzのリフレッシュレートにアップグレードしたLiDARは、焦点のハンチング現象を最⼩限に抑えながら、被写体となる⼈物の輪郭を検知する精度を強化し、被写体が⾼速に動くような場⾯でも確実にフォーカスを合わせることができる。

Focus Proは、AF被写体認識とトラッキング機能、フォーカス速度調整機能、選択可能なフォーカスエリアモードなど、向上したスマートなAF機能により、さらに使いやすいフォーカス制御を実現。

▲LiDARシステム

ハンドユニットとグリップの両⽅で使⽤できるAMFモードでフォーカス制御を実現。AMFフォーカス位置の調整やAMFフォーカスロックに対応し、触覚フィードバックと、ミリ秒単位での⼿動フォーカス／⾃動フォーカスの切り替えが可能になり、多様な撮影のニーズに応え、テクノロジーと直感のシームレスな連携を実現。

さらに、DJI Focus Pro LiDARは、LiDARウェーブフォームをフォーカスアシスト機能として使⽤することで、直感的な空間把握を可能にし、シーンを正確に撮影できるようサポートする。

磁気制動を使⽤したFIZ ハンドユニットが、フォーカスプラーの焦点／絞り／ズームの制御⽅法を⼀新。触覚制御機能を使⽤したリアルタイムでの無段階調整やA-Bポイント電⼦マークモードを備えたFocus Proハンドユニットは、正確かつ便利なフォーカス制御を実現。

また、160 mの通信距離を実現し、複雑な環境での撮影ニーズに対応。Bluetoothによる録画開始/停⽌機能を有効にすることで、ミラーレスカメラをワイヤレスで制御できる。搭載されたFIZモーターは、30％速いモーター速、10 msの低遅延、3段階調整が可能なトルクを特⻑とし、スムーズな操作性と汎⽤性の⾼い映像表現を実現。

15 mmロッドに対応し、モーターの取付⽅法の選択肢が広がる。磁気制動グリップにより、フォーカス制御とズーム制御間のシームレスな切り替えが可能になる。また、調整式触覚フィードバックにより、より直感的な操作体験を実現。直感的なダイヤル操作とカスタム可能な回転範囲により、ダイナミックなレンズ操作を簡単に⾏うことができる。

▲ハンドユニット