1月号の特集は「挑戦するVFX」。ソフトやテクノロジーの進化によって、VFX(視覚効果)の裾野が広がっている今。VFXを活用した映像制作を行なっているクリエイターに迫ります。映画やドラマ、CMなど大人数が関わるプロジェクトから、たったひとりで作り上げる映像作品まで、キラリと光る注目のクリエイターたちを特集します。

 

VFXと味噌蔵の二刀流! 宇和島を拠点に大作のCG・VFXを手掛けるVFXアーティストの制作フローとライフキャリアにフォーカス

このウェビナーでは、愛媛県宇和島市を拠点に家業の麦味噌蔵を継ぎながら、ハリウッドや日本の大作映画、ドラマ、アニメ、CMなどのCG/VFXを手掛けるVFXアーティストの山内拓人さんをお招きして、3DCGやVFXの魅力をはじめ、実写コンテンツでの制作フロー、そして、家業や地域のつながりを大切にしつつ、大作に向き合う山内さんの仕事術などについてお話いただきます。

 

●ウェビナーを視聴する

本映像は、2023年11月10日に行われたライブ配信のアーカイブとなります。

 

●登壇者

山内拓人

VFXスーパーバイザー/CGディレクター/デジタルアーティストとして、15年のキャリアをもつ。 株式会社KRADLEX代表取締役、KRADLEX CANADA INC. President and CEO。 実写、フルCG、アニメなど幅広く制作に携わり、2021年大河ドラマ『青天を衝け』のVFXスーパーバイザーを務める。 愛媛国際映画祭2021「VFXワークショップ」講師、「ライフ キャリア デザイン」トーク1ゲスト(2020)、トーク5ゲスト(2022)、 鬼北町公営塾 魅来授業01ゲスト(2022)、(公財)愛媛県文化振興財団 ~ゆかりアーティスト~ (2022)など、行政との仕事にも携わる

 

●主な参加作品

【映画】
「すずめの戸締り」(2022)
「TANG タング」(2022)
「ソニック・ザ・ムービー」 (2020)
「ルパン三世 THE FIRST」 (2019)
「シン・ゴジラ」 (2016)ほか

【短編映画・ティーザー映像】
短編アニメーション「MOOM/ムーム」 (2016)
ガメラ生誕50周年記念映像「GAMERA」 (2015)

【テレビドラマ・アニメ】
NHK大河ドラマ「どうする家康」 (2023)
NHKスペシャル「新・幕末史 グローバル・ヒストリー」 (2022)
NHK「見たことのない文化財~甲冑・樫鳥糸肩赤威胴丸~」(2022)
NHKスペシャル「被災の海~未来をどう築くか~」 (2022)
NHK大河ドラマ「青天を衝け」 (2021)ほか
TVシリーズ「こねこのチー」 (2016)
TVシリーズ「ラブライブ!」 (2014)
TVシリーズ「ダンボール戦機W」 (2012)ほか

【CM】
カネボウ化粧品「TWANY」(2022)SoftBank 「しばられるな」篇(2019)
Geekly 「転職エージェントの意味」(2018)
AUDEARA「Headphone」(2018)、TOYOTA 「プリウスPHV」(2018)
HondaJet 「Go, Vantage Point.」(2018)、KOSE 「DECORTÉ」(2018)

 

●講座の内容

・自己紹介
・CG/VFX/SFXとはなにか?
・リール上映とCG/VFXの使用例を紹介
・実写作品におけるCG/VFXのワークフロー(モデリング~レンダリング)
・実写プレートへの合成
・VFXではとても大切な作業であるバレ消し(現代物消し、ワイヤー消しなど)
・カラコレについて
・撮影前の打ち合わせやスーパーバイズ、撮影現場での役割
・Uターンや家業との両立
・会社設立と海外展開.etc

 

▼山内さんの作業場

 

▼主な制作ツールはMAYA

▼家業の麦味噌蔵での作業風景