ニコン、フルサイズミラーレスカメラ ニコン Z 9を発表。約125分の8K UHD/30pの動画をボディ内メモリーカードに記録可能


株式会社ニコンは、ニコン Z マウントを採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ『ニコン Z 9』を2021年内に発売する。予約販売受付は11月2日10時より開始。価格はオープンで、市場想定価格は700,000円前後。

 

 

『ニコン Z 9』は、静止画・動画ともにニコン史上最高の機能・性能を備えた「ニコン Z シリーズ」初のフラッグシップモデル。新開発の積層型CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 7」により、ニコン史上最強のAF性能を実現。さらに、世界最多の9種類の被写体検出(人物、犬、猫、鳥、自転車、バイク、車、列車、飛行機)に対応。

動画撮影においては、世界最長約125分の8K UHD/30pの動画を、外部レコーダーを使わずカメラボディー内のメモリーカードに記録できる。4K UHD/120p/60p/30pにも対応。また、縦横4軸チルト式の画像モニターにより、縦位置、横位置問わずハイアングルおよびローアングルでの撮影が容易になり、ユーザーの利便性が大幅に向上。

さらに、従来の光学ファインダー(OVF)や電子ビューファインダー(EVF)の見えを超える電子ビューファインダー「Real-Live Viewfinder」を新たに搭載。ファインダー像の消失が起きないよう同一画像を表示する従来のブラックアウトフリー撮影とは異なり、実際の被写体の動きを常に表示する。表示飛びも無く、被写体を途切れなく目で追うことができる。

 

 

主な特長

1.様々な被写体を確実に捉えるAF性能

新開発のディープラーニングを用いた優れたアルゴリズムにより、従来の人物、犬、猫に加え、新たに鳥、自転車、バイク、車、列車、飛行機の被写体にも対応した世界最多の9種類の被写体を検出することが可能。さらに、被写体検出をオートにすると、設定を変える手間なくこれら全ての被写体を検出することができる。

「瞳AF」では、これまで以上に小さな瞳を検出可能。後ろ姿など瞳や顔が検出できない状況では、自動的に頭部や胴体を検出する。AFエリアモードには、「3D-トラッキング」をニコンのミラーレスカメラで初めて搭載。動きの激しい場面でも狙った被写体にピントを合わせ続けることが可能。また、「ダイナミックAF」もサイズの異なるフォーカスポイント(S/M/L)を搭載。

静止画撮影においては、世界最速120コマ/秒の連続撮影が可能な「ハイスピードフレームキャプチャ+」により、肉眼では捉えられない瞬間を約1100万画素の高画素で撮影できる。

 

2.決定的瞬間を撮り逃さない高性能な動画機能

効率のよい放熱設計により、8K UHD/30pで世界最長約125分の動画がカメラボディー内のメモリーカードに記録可能。優れた解像力を誇る「S-Line」のNIKKOR Z レンズと組み合わせることで、画面の隅々まで高い描写性能を発揮する。また、4K UHD/120p/60p/30pにも対応。4K UHD/120p動画でも画面クロップ無しで撮影できるため、異なるフレームレートで撮影しても、同じ画角で揃えた動画編集が可能。10bitでニコン独自の「N-Log」、HLGHybrid Log-Gamma)収録に対応。さらに、記録フォーマット「ProRes 422 HQ」にも対応。さらに9種類の被写体検出は動画撮影にも対応している。

今後のファームウェアアップデートで、8Kを超えるオーバー8K /60pを含む12bit RAW動画のカメラ内記録機能の搭載、動画撮影における操作性や機能向上に対応予定としている。

 

3.従来のファインダーの見えを超える新技術「Real-Live Viewfinder」

新開発の積層型CMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 7」との連携によるデュアルストリーム技術により、電子ビューファインダー(EVF)や画像モニター用の表示映像と、記録用の静止画データを個別に同時処理することが可能。ファインダー像の消失が起きないよう同一画像を表示する従来のブラックアウトフリー撮影とは異なり、実際の被写体の動きを常に表示する。表示飛びも無くなり、被写体の動きを途切れることなく確認することができる。連続撮影を短時間で繰り返し行う際においても滑らかに表示されるため、スポーツなどの動きの速い被写体を撮影するシーンにおいても、一瞬のシャッターチャンスを逃さないとしている。また、ファインダーには世界最高の3000cd/m2輝度に対応する新Quad-VGAパネルを採用。日差しの強い屋外での撮影などでも容易に被写体を確認することができる。

 

4.過酷な状況でも多様なアングルで存分に撮影できる操作性・信頼性

ニコン初となる縦横4軸チルト式の画像モニターを搭載し、縦位置、横位置問わずハイアングルおよびローアングル撮影の高い操作性を実現。また、縦位置撮影時には静止画ライブビューのユーザーインターフェースが縦表示へ自動で切り替わるため、表示確認や操作が容易にできる。さらに、「ニコン D6」と同等のニコン最高クラスの堅牢性と防塵・防滴性能や、マイナス10℃でも動作する耐寒性能を実現。

世界最速のスキャンレートにより、ローリングシャッターゆがみを世界最小に抑え、メカシャッターレスを実現。メカシャッターの寿命を気にせず使用できる。また、ボディー内手ブレ機構にはロックを搭載し、電源OFF時の不用意なセンサーの揺れを防ぐため、悪路走行時などの揺れによるセンサーへのダメージを抑制する。

5.その他の特長
• NIKKOR Z レンズの性能を引き出し、圧倒的な解像感を発揮する有効画素数4571万画素
• 非圧縮RAW同等の画質を約1/3以下のファイルサイズで実現する高効率RAWに対応
• JPEG形式やRAW形式でも約20コマ/秒で1000コマ以上撮れる高速連続撮影
• センサーのダスト対策として、世界初のダブルコートを採用したほか、センサーシールドを搭載
• ISO 64と1/32000秒のシャッタースピードの組み合わせにより明るいレンズの表現領域が拡大
• ボディー内やレンズの手ブレ補正(VR)音の静音化などに有効な「サイレントモード」を搭載。舞台や記者会見、結婚式などの撮影現場でも静粛な撮影が可能
• ポートレート撮影などで被写体に撮影タイミングを知らせる電子シャッター音の音量を3段階で設定可能
• 8K UHD動画撮影や高画素の高速連続撮影に適した、高速書き込みに最適なCFexpress (Type B)対応
• 1000 BASE-Tを用いた有線LANおよび内蔵無線LANを搭載し、多くの通信機能をサポート
• 縦位置グリップ一体型のデザインを採用しながらも、「ニコンD6」に対して体積で約20%の小型化を実現

 

 

◉製品情報
https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_9/

株式会社ニコン
https://www.nikon.co.jp/