11月20日発売VIDEO SALON12月号の特集は「インディーアニメの現在地」。
CLIP STUDIO PAINTの機能の進化、Blenderの登場などによって、以前よりも格段に個人がアニメ制作に取り組みやすくなり、プロアマ問わずその人口が増えつつあります。
今回の特集では、個人または少人数でアニメを制作しているクリエイターの方にスポットライトを当て、技術的な作品制作の裏話はもちろん、独学でアニメ制作を学ぶ際のコツや、各クリエイターの方が現在にいたるまでたどってきた過程、好きな作品を作り続けるためにしていることなどに迫ります。
VSW199「えいりな刃物の“愛あふれる”自主アニメ制作 商業作品にできないことを!」(講師:えいりな刃物)
映像作家であり、イラストレーターでもある えいりな刃物 さんを講師にお招きし、自主映像作品『死神』を例に、アニメ制作の解説をいただきます。本作は、映像上映イベント『FRENZ2022』の出展作品。米津玄師さんの楽曲『死神』をテーマに自主MVとして制作し、ストーリー設計、イラストや映像のすべてを個人で仕上げた。
今回、『死神』のアイデア出しやコンセプト設計、CLIP STUDIO PAINTやAfter Effectsでの実制作、自主制作と商業制作の違いやモチベーション維持など、えいりな刃物さんの制作手法をたっぷりとお伝えいただきます。自主制作では「自分が何が好きか。理解を深めることが大切」と語るえいりな刃物さん。自身の個性を発揮する制作哲学とは。
VSW200「フィルムとセルとデジタルによるアニメーション表現」(講師:巡宙艦ボンタ)
セルによるトラディショナルなスタイルの平面アニメーションのみならず、立体模型、実写、8 ミリフィルム撮影や人形劇、3DCG など、様々な技法を駆使して、多層的なイメージと不思議な世界観を表現する巡宙艦ボンタさんをお招きして、現状の技法的な集大成として完成した『Cotillion』MVを例に、アニメーション表現の可能性について語っていただきます。どのように世界観を作っていったのか、イメージボードや作中素材などを提示しながら、制作の舞台裏を説明していきます。映像表現について底知れない引き出しを持つ巡宙艦ボンタさんの一端に迫ります。
巡宙艦ボンタさんの技術的な特徴が、模型や8ミリフィルムなど、実写部分も取り入れたアニメーション表現を追究していること。このウェビナーでは、リアル会場で少数の参加者にその実物を見ていただける機会を考えています。
VSW201「現代社会を俯瞰し古典的表現に落とし込む 令和と昭和を”まんが”でつなぐアニメーション」(講師:かねひさ和哉)
昭和テイストなアニメが話題のかねひさ和哉さんを講師にお招きし、自身がアニメーションづくりを始めたきっかけや影響を受けた作品を皮切りに、詳しい作品の制作方法なども解説していただきます。
講座のなかで解説してもらうのはYouTubeにアップしている『カネヒサくん』シリーズ。ノイズやグレインの入れ方、色調補正、マシントレス風の描線を再現する方法など、「昭和風アニメ」ができあがるまでの工程を具体的に公開します!
VSW202「After Effectsでつくるカートゥーンのようなキャラクターとメリハリある動きの作り方」(講師:金属8g)
この講座では、日頃はゲーム会社のアニメーターとして活動しながら、自主制作で漫画やアニメーション制作に取り組む金属8gさんを講師にお迎えして、金属8gさんが得意とするカットアウトアニメ(切り絵アニメ)を題材に、Illustratorを使用して作るかわいらしいキャラクターや、After Effectsを駆使して作る動きの作り方を解説していただきます。
VSW203「『模倣犯』『橙一点』から学ぶ! 頭の中で勝手に動き出すキャラクターづくりとストーリーの組み立て方」(講師:ido)
アニメーション作家/イラストレーターのidoさんを講師にお迎えして、キャラクターづくりとストーリーの組み立て方のノウハウを学びます。idoさんが手がけた『模倣犯』『橙一点』のMVの例を交えながら、そもそもMVにストーリーが必要な理由、短納期でストーリーを作る方法、頭の中で勝手に動くキャラクターづくりなど、盛りだくさんの内容で解説していただく予定です。
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